登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第3章「胃腸に作用する薬」の「胃の薬(制酸薬、健胃薬、消化薬)」の「受診勧奨等」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。
復習用に、手引きの【受診勧奨等】部分を抜粋すると…、
【受診勧奨等】
「一般用医薬品の胃薬(制酸薬、健胃薬、消化薬)は、基本的に、一時的な胃の不調に伴う諸症状を緩和する目的で使用されるものであり、」
「慢性的に胸やけや胃部不快感、胃部膨満感等の症状が現れる場合、又は医薬品を使用したときは治まるが、やめると症状がぶり返し、医薬品が手放せないような場合には、」
「食道裂孔ヘルニア(※1)、胃・十二指腸潰瘍、胃ポリープ等を生じている可能性も考えられ、医療機関を受診するなどの対応が必要である。」
「制酸薬は、胃内容物の刺激によって分泌促進される胃液から胃粘膜を保護することを目的として、食前又は食間に服用することとなっているものが多いが、」
「暴飲暴食による胸やけ、吐きけ(二日酔い・悪酔いのむかつき、嘔気)、嘔吐等の症状を予防するものではない。」
「「腹八分目を心がける」「良く噛んでゆっくりと食べる」「香辛料やアルコール、カフェイン等を多く含む食品(※2)の摂取を控えめにする」等、生活習慣の改善が図られることも重要である。」
「嘔吐に発熱や下痢、めまいや興奮を伴う場合、胃の中に吐くものがないのに吐きけが治まらない場合等には、医療機関を受診するなどの対応が必要である。」
「特に、乳幼児や高齢者で嘔吐が激しい場合には、脱水症状を招きやすく、また、吐瀉物が気道に入り込んで呼吸困難を生じることもあるため、医師の診療を受けることが優先されるべきである。」
「吐きけや嘔吐に腹部の激しい痛みを伴う場合の受診勧奨に関する出題については、Ⅲ-3(胃腸鎮痛鎮痙薬)を参照して作成のこと。」
…となっています。
「食道裂孔ヘルニア」のところに、「注記」があります。挙げると…、
「胃の一部が横隔膜の上に飛び出して、胃液が食道に逆流しやすくなる状態。」
…となっています。
一読しておけばいいでしょう。
「香辛料やアルコール、カフェイン等を多く含む食品」のところに、「注記」があります。挙げると…、
「胃液の分泌を過度に高めることがある。」
…となっています。
これも、一読しておけばいいでしょう。
「吐きけや嘔吐に腹部の激しい痛みを伴う場合の受診勧奨に関する出題については、Ⅲ-3(胃腸鎮痛鎮痙薬)を参照して作成のこと。」とあります。
適宜、参考にしてください。
「胃の薬(制酸薬、健胃薬、消化薬)」の「受診勧奨」ですが、正直言って、そう試験には出ません。
まあ、内容的には、常識的に判断できるものが多いし、こういうとアレですが、いつもどおり、「慢性的なものダメ。受診勧奨」や「予防的に薬を飲むのはダメ」なものが多いです。
遺漏なく、何回か目を通しておけば、大丈夫かと思います。
また、乳幼児・高齢者の脱水症状・呼吸困難のところも、シッカリ読んでおいてください。
凝った出題はないと思いますが、選択肢の1つに、出しやすい内容です。
「受診勧奨等」は、以上で終わります。
・相互作用
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