ジメチルポリシロキサン(メバチコン)は、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「消泡成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「消泡成分」
「消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として、」
「ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)が配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)」は、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「消泡成分」に登場します。
市販薬には、「 【第3類医薬品】ガスピタンa 36錠 」などがあります。
当該成分は、「奈良県 R3 第69問」や「岡山県 R2 第73問」などのように、そこそこ出題実績があります。
また、「消泡成分」は1つしかないので、この意味でも、出しやすいといえます。
優先順位は、「高い」です。
当該成分は…、
① ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として、配合されている場合がある。
② ジメチルポリシロキサン ------------ 炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質等の分解に働く酵素を補う。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として、配合されている場合がある」ですが、そのとおりの記述です。
ジメチルポリシロキサンは、気泡の分離を促す作用のある「消泡成分」です。
「気泡」をキーワードにして、憶えましょう。
よって、①は、「○」となります。
当該成分は、そこそこ試験に出ます。名前が長くて億劫でしょうが、しっかり憶えましょう。
②の「ジメチルポリシロキサン ------------ 炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質等の分解に働く酵素を補う」ですが、定番の「説明入れ替え問題」です。
「炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質等の分解に働く酵素を補う」のは、「消化成分」です。
「ジアスターゼ」などが該当します。
ジメチルポリシロキサンは、「気泡」がキーワードの「消泡成分」です。
よって、②は、「×」となります。
ジメチルポリシロキサンは、括弧書きに(ジメチコン)とあるように、名前が2つあります。
本試験では、別名だけで出題される傾向があります。
たとえば、先に見た例題だと、「“ジメチコン” ------------ 炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質等の分解に働く酵素を補う」といった感じに出題されるってな次第です。
片方だけしか覚えていないと、痛恨の失点をしかねません。
「ジメチルポリシロキサン」で出ても、「ジメチコン」で出てもいいように、両方を頭に入れておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第3類医薬品】ガスピタンa 36錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「消泡成分」は、「ジメチルポリシロキサン(メバチコン)」のみなので、リンクはありません。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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