76問‐東京都 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」の問題です。 生薬の選択肢が1つありますが、最終解答には影響しません。残る選択肢は、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

76問‐胃腸鎮痛鎮痙薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を 生じることが知られている。」ですが、正しい記述です。

 「ブチルスコポラミン臭化物」の正しい記述です。

 「まれ重篤副作用」の論点ですが、漢方処方製剤ではよく出ていましたが、昨今では、カタカナ成分のも問われるようになっています。

 テキスト精読の際は、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「オキセサゼインは、妊娠中や小児における安全性が確立されていないため、妊婦又は妊娠し ていると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている」ですが、正しい記述です。

 「オキセサゼイン」の正しい記述です。

 当然、「適正使用」でも、登場します。ガチで押えておきましょう。

 参考:使用しない 小児

 参考:使用しない 女性系

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、チキジウム臭 化物のような局所麻酔成分が配合されている場合がある」ですが、誤った記述です。

 「チキジウム塩酸塩」は、「抗コリン成分」です。

 選択肢の言う「局所麻酔成分」は、先の「オキセサゼイン」や「アミノ安息香酸エチル」などがあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ(感冒)

 62問:かぜ薬(総合感冒薬)

 63問:漢方処方製剤(かぜ)

 64問:プロスタグランジン

 65問:解熱鎮痛薬

 66問:眠気防止薬 カフェイン

 67問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 68問:小児の疳

 69問:鎮咳去痰薬

 70問:漢方処方製剤・生薬(鎮咳去痰薬)

 71問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)

 72問:制酸薬

 73問:胃腸に作用する薬

 74問:漢方処方製剤(胃腸)

 75問:腸の薬

 76問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 77問:駆虫薬

 78問:強心薬

 79問:高コレステロール改善薬

 80問:貧血用薬

 81問:循環器用薬

 82問:痔疾用薬

 83問:婦人薬

 84問:漢方処方製剤(婦人薬)

 85問:内服アレルギー用薬

 86問:鼻に用いる薬

 87問:眼科用薬

 88問:きず等への殺菌消毒成分

 89問:外皮用薬

 90問:皮膚に用いる薬

 91問:抗菌成分及び抗真菌成分

 92問:歯痛・歯槽膿漏薬

 93問:禁煙補助剤

 94問:滋養強壮保健薬

 95問:生薬成分

 96問:消毒薬の殺菌消毒成分

 97問:消毒薬の応急処置

 98問:衛生害虫

 99問:殺虫剤

 100問:一般用検査薬

令和3年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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