セルラーゼは、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「消化成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「消化成分」
「炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質等の分解に働く酵素を補うことを目的として、」
「ジアスターゼ、プロザイム、ニューラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ又はその複合酵素(ビオジアスターゼ、タカヂアスターゼ)等が配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「セルラーゼ」は、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「消化成分」に登場します。
市販薬には、「 【第3類医薬品】ガスピタンa 36錠 」などがあります。
当該成分は、出題実績がほとんどありません。
しかし、昨今では、マイナー成分も、選択肢の1つに出てくるため、油断できません。
ガチ暗記は無用ですが、基本の「成分‐名称」だけは、押さえておきましょう。
優先順位は、「まあ、ふつう」です。
当該成分は…、
① セルラーゼは、中和反応によって胃酸の働きを弱める。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「セルラーゼは、中和反応によって胃酸の働きを弱める」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「胃酸の働きを弱める」ウンヌンは、「制酸成分」のものです。
これには、「炭酸水素ナトリウム(重曹)」や「乾燥水酸化アルミニウムゲル」などが、該当します。
当該セルラーゼは、炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質などの分解に働く酵素を補う「消化成分」です。
よって、①は、「×」となります。
先述したように、「消化成分」は、ほとんど試験には出ません。
よって、成分名が「消化成分」であると判別できれば、試験対策的には十分でしょう。
憶え方ですが、「消化成分」の成分の最後には「ゼ」が付いているので、「消化成分だ“ぜ”」くらいで憶えたらいいでしょう。
まあ、「プロザイム」には「ゼ」がないですが、これに当たったら諦めましょう。
ガチ暗記は無用なのですが、当該消化成分の説明文「炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質などの分解に働く酵素を補う目的で配合される」は、何回も読んでおいてください。
本試験では、先の説明文が、「入れ替え問題」でよく出るからです。
たとえば、「宮崎県 R2 第73問」です。
読んでないと、???となりかねないので、遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第3類医薬品】ガスピタンa 36錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「消化成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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