アミノ安息香酸エチルは、「胃腸に作用する薬」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「局所麻酔成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「胃腸鎮痛鎮痙薬‐局所麻酔成分」
「消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、」
「アミノ安息香酸エチル、オキセサゼインのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。」
「いずれも痛みが感じにくくなることで重大な消化器疾患や状態の悪化等を見過ごすおそれがあり、長期間にわたって漫然と使用することは避けることとされている。」
「アミノ安息香酸エチルについては、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「アミノ安息香酸エチル」は、「胃腸に作用する薬」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「局所麻酔成分」に登場します。
当該成分の配合された市販薬ですが、わたしが調べた範囲では、見当たりませんでした。興味のある方は、深く検索してみてください。
当該成分は、うがい薬や歯痛薬、痔の薬ではよく出るのですが、当該「胃腸鎮痛鎮痙薬」では、あまり出ません。
しかし、「宮城県 R4 第35問」や「東京都 R2 第74問」といった出題例もあります。
また、固有論点があるので、手は抜けません。
優先順位は、「高い」です。
当該成分は…、
① 成分:アミノ安息香酸エチル - 副作用:メトヘモグロビン血症
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「成分:アミノ安息香酸エチル - 副作用:メトヘモグロビン血症」ですが、正しい記述です。
アミノ安息香酸エチルは、「局所麻酔成分」ですが、副作用があります。
「メトヘモグロビン血症」を起こすおそれがあるため、「6歳未満への小児への使用を避ける」ことになっています。
副作用と禁忌というガチ論点です。ガチ暗記しましょう。
よって、①は、「○」となります。
当該固有論点の「アミノ安息香酸エチル - メトヘモグロビン血症 - 6歳未満ダメ」は、痔の薬や歯痛薬、乗り物酔いの薬などでも、頻繁に目にします。
また、当該「6歳未満ダメ」は、「適正使用」でも出題されます。
参考:使用しない 小児
100%暗記しておく必要があります。
数字のくだらない憶え方ですが、「アミノ安息香酸エチル」の最初と最後がカタカナの3文字なので、「3+3」の「6」で、「6歳未満ダメ」の「“6”歳」を憶えることができます。参考までに。
残る「メトヘモグロビン血症」のところは、自力で覚えてください。
なお、「局所麻酔成分」は、痛みを感じ難くするので、消化器疾患や状態の悪化などを見過ごすおそれが高まります。
このため、「長期間にわたっての漫然とした使用は不適切」です。(ここは、「適正使用」には出てきません。)
「胃腸に作用する薬」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「局所麻酔成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする