テプレノン‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 テプレノンは、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃粘膜保護・修復成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「胃粘膜保護・修復成分

 「胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して、」

 「アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)、アルジオキサ、スクラルファート、ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン、セトラキサート塩酸塩、トロキシピド、銅クロロフィリンカリウム、銅クロロフィリンナトリ ウム、メチルメチオニンスルホニウムクロライド等が配合されている場合がある。」

 「このほか、胃粘膜保護作用を期待して、アカメガシワ(トウダイグサ科のアカメガシワの樹 皮を基原とする生薬)等の生薬成分も用いられる。」

 「テプレノンについては、その他の副作用として腹部膨満感、吐きけ、腹痛、頭痛、皮下 出血、便秘、下痢、口渇が現れることがある。」

 「ソファルコン、テプレノンについては、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。」

 「肝臓病の診断を受けた人では、使用する前にその適否につき、治療を行 っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「テプレノン」は、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃粘膜保護・修復成分」に登場します。

 市販薬には、「 【第2類医薬品】新セルベール整胃<錠> 」などがあります。

 当該成分は、「胃の薬」では、かなり頻度で登場します。「東京都 H30 第72問」といった出題例があります。

 固有事項もあるので、押さえておいて損はありません。「熊本県 R4 第72問」といった感じで、出ています。

 「適正使用」でも、「東京都 H30 第112問」のように、出題されています。

 優先順位は、「かなり高い」です。最優先して押えてください。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① テプレノンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を起こすことがある。

 ② 胃粘膜保護・修復成分として、テプレノンが配合される場合がある。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「テプレノンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を起こすことがある」ですが、正しい記述です。

 当該テプレノンの固有論点なので、要注意です。

 問題文の言うように、テプレノンは、まれに重篤な副作用として「肝機能障害」を起こすことがあります。

 そのため、「肝臓病の診断を受けた人」は、テプレノンを使用する前に「医師などに相談する」ことになっています。

 よって、①は、「○」となります。

試験ポイント1

 テプレノンには、固有論点の「医師などに相談する」があります。

 「肝臓病の診断を受けた人」は、使用する前に「医師などに相談する」ことになっています。

 まれに、重篤な副作用として、肝機能障害を生じることがあるからです。

 同規定が、「ソファルコン」にもあります。

 といいますか、当該論点は、頻出ではないので、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えればいいでしょう。

 さて、「胃粘膜保護・修復成分」ですが、「胃粘膜保護・修復成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」を参考ください。

試験のポイント2

 当該テプレノンだけの固有事項があります。

 それは、その他の副作用で、「腹部膨満感、吐きけ、腹痛、頭痛、皮下 出血、便秘、下痢、口渇」があります。

 出題実績のある副作用なので、押えておきましょう。

 まあ、ガチの頻出ではないので、これも、試験直前で押えておきましょう。

 このページを「お気に入り」に入れておいてください。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「 【第2類医薬品】新セルベール整胃<錠> 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃粘膜保護・修復成分」へのリンクです。

 アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)

 アルジオキサ

 スクラルファート

 ゲファルナート

 ソファルコン

 テプレノン

 セトラキサート塩酸塩

 トロキシピド

 銅クロロフィリンカリウム

 銅クロロフィリンナトリウム

 メチルメチオニンスルホニウムクロライド

 アカメガシワ

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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