ロートエキスは、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃液分泌抑制成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「胃液分泌抑制成分」
「胃液の分泌は副交感神経系からの刺激によって亢進することから、」
「過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えるロートエキスやピレンゼピン塩酸塩が配合されている場合がある。」
「これらの成分を含有する胃腸薬では、胃腸鎮痛鎮痙薬、乗物酔い防止薬との併用を避ける必要がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ロートエキス」は、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃液分泌抑制成分」に登場します。
市販薬には、「 【第2類医薬品】キャベジンコーワα 300錠 」や「【第2類医薬品】サクロン 32包 」などがあります。
当該成分は、「胃腸鎮痛鎮痙薬」でもよく出ますし、当該「胃液分泌抑制成分」でも出ます。
「島根県 R4 午後第11問」や「秋田県 R3 第32問」といった出題実績あります。
「適正使用」の「使用(服用)しない」等の論点もあります。
優先順位は、「高い」です。
当該成分は…、
① ロートエキス ・・・副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えることにより、過剰な胃液の分泌を抑える。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ロートエキス ・・・副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えることにより、過剰な胃液の分泌を抑える」ですが、正しい記述です。
「胃液分泌抑制成分」の「ロートエキス」の正しい記述です。
よって、①は、「○」となります。
試験には、この説明文がよく出ます。
キーワードは、「副交感神経」と「アセチルコリン」、「過剰な胃液の分泌を抑える」です。
よく出るので、シッカリと憶えましょう。
なお、同じ「胃液分泌抑制成分」の「ピレンゼピン塩酸塩」で、アセチルコリンの「入れ替え」問題が出ています。
当該ロートエキスで同じような問題が出ても、全く支障がないので、押えておきましょう。
おなじみの「ロートエキス」は、「胃液分泌抑制成分」ですが、「抗コリン成分」でもあります。
当該ロートエキスは、両成分で頻出なので、丁寧に押えておきましょう。
先のポイントと被るものもありますが、「適正使用」用のまとめです。
「適正使用」にて、固有事項があるので、押さえておくべきです。
「ロートエキス」が配合された内服薬、外用痔疾用薬(坐薬、注入軟膏)ですが、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」となっています。
「理由」は、「乳児に頻脈を起こすおそれがあるため。(なお、授乳婦の乳汁分泌が抑制されることがある。)」です。
キーワードの「頻脈」と、副作用の「乳汁分泌抑制」は、ガチ暗記です。ド定番です。
「医薬品」でも問われる定番事項なので、キッチリと押えておきましょう。
参考:女性系
「ロートエキス」ですが、服用後は、「運転操作をしないこと」となっています。
実に、実に、出題実績のある論点なので、押えておきましょう。
参考:運転操作しない
「ロートエキス」ですが、「相談すること」がそこそこあります。
しかし、ここまでやろうとすると、頭が混乱するので、よほどに余裕がない限り、やらなくていいかと思います。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第2類医薬品】キャベジンコーワα 300錠 」や「【第2類医薬品】サクロン 32包 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃液分泌抑制成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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