木クレオソート‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　木クレオソートは、令和４年度の手引き改正により、医薬品の成分から削除され、「生薬」に振り替えられています。よって、医薬品成分としては、もう、試験には出ません。以下の記事は、アーカイブとして保存しております。木クレオソートは、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「腸内殺菌成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

重要‐削除されています。

　令和４年度の手引き改正により、当該成分は、医薬品の成分から削除され、「生薬」に振り替えられています。

　「生薬」としての「木クレオソート」は、こちらを参考にしてください。

　以下は、記録的・アーカイブ的なものとして、活用ください。

傾向と優先順位

　ご存じのように、「木クレオソート」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「腸内殺菌成分」に登場します。

　市販薬には、「 【第2類医薬品】セイロガン糖衣A 84錠 」などがあります。

　当該成分は、そこそこ顔を出します。優先順位は「高い」です。

過去問○×問題

　当該成分は…、

　① 木クレオソートは、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。

　…といった感じで出題されます。

　①の正誤はこちらです。

解説

　先の○×問題の解説です。

　①の「木クレオソートは、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる」ですが、そのとおりの記述です。

　木クレオソートは、「腸内殺菌成分」で、問題文の言うように、「細菌感染による下痢の症状を鎮める」作用があります。

　よって、①は、「○」となります。

　なお、木クレオソートは、「もく・くれおそーと」と読みます。

　当該成分は、「歯や口中に用いる薬」の「殺菌消毒成分」にも出てきます。

　要領は一緒なので、併せて憶えるとよいでしょう。

　参考：歯や口中に用いる薬‐殺菌消毒成分‐木クレオソート

試験ポイント

　木クレオソートですが、局所麻酔作用もあります。

　また、過剰な腸管の運動を正常化します。

　そのうえ、水分や電解質の分泌を抑える止瀉作用もあります。

　こんな風に、木クレオソートは、多くの作用があります。正露丸が効く理由がわかった気がします。

　とはいえ、こういう特徴のある成分ほど、出題者は目を付けてくるので、丁寧に見ておいてください。

その他のポイント

　「腸内殺菌成分」は、通常の腸内殺菌成分にも効果を及ぼします。

　しかし、ブドウ球菌や大腸菌などに対する抗菌作用が優位であるため、腸内細菌のバランスを正常に近づけます。

コツ的なこと

　登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

　次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

　実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

　先に挙げた、「 【第2類医薬品】セイロガン糖衣A 84錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

　テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

　「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「腸内殺菌成分」へのリンクです。

　ベルベリン塩化物

　タンニン酸ベルベリン

　アクリノール

　木クレオソート

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

　登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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