登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。このページでは、「使用(服用)しない」の「女性系」について、医薬品でも出そうなところ・ド定番成分・勉強しやすいところを見ていく。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。「語呂合わせ」あります。
「使用(服用)しない」の「女性系」ですが、「医薬品」でド定番のものばかりのため、応じて、「適正使用」でも、問われる可能性が実に高いです。
当該「女性系」の論点は、「妊婦又は妊娠していると思われる人」と「出産予定日12週以内の妊婦」と「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」の3つから構成されています。
「医薬品」においても、ド頻出なものばかりなので、ガチ暗記しておきましょう。
「妊婦又は妊娠していると思われる人」がダメなのは、「ヒマシ油類」、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」、「エチニルエストラジオール、エストラジオール」、「オキセサゼイン」です。
くだらない憶え方ですが、「ヒマな富士のヒドラ、ラジオ置き」くらいの語呂で憶えこみましょう。
語呂の詳細ですが…、
ヒマ・・・“ヒマ”シ油類
富士のヒドラ・・・フジのヒドラ・・・“ジフ”ェン“ヒドラ”ミン塩酸塩
ラジオ・・・エチニルエスト“ラジオ”ール、エスト“ラジオ”ール
置き・・・オキ・・・“オキ”セサゼイン
…となっています。
くだらないですが、セットで把握できるかと思います。
以下、各成分ごとの詳細です。
「小腸刺激性瀉下成分」の「ヒマシ油類」が「妊婦等ダメ」な「理由」は、「腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため。」です。
瀉下薬一般の注意事項でもあるので、大丈夫かと思います。
ただ、注意して欲しいのは、「相談すること」との混同です。
「使用(服用)しない」で「妊婦ダメ」なのは、「ヒマシ油類」です。
「相談すること」にも、「妊婦ダメ」で、各瀉下成分があるので、整理して憶えましょう。
繰り返しますが、「ヒマシ油・・・妊婦ダメ」です。
なお、「ヒマシ油類」ですが、「3歳未満の小児」も「ダメ」です。
母子ともにダメ、くらいに憶えるといいです。
参考:使用(服用)しない:小児
参考:ヒマシ油
「抗ヒスタミン成分」の「ジフェンヒドラミン塩酸塩を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)」が「妊婦等ダメ」な理由は、「妊娠に伴う不眠は、睡眠改善薬の適用症状でないため。」です。
「理由」は、「医薬品」でも問われるところです。
「ジフェンヒドラミン塩酸塩」は、ガチ暗記しておきましょう。
参考:ジフェンヒドラミン塩酸塩
「婦人薬」の「女性ホルモン」の「エチニルエストラジオール、エストラジオール」が妊婦等ダメな「理由」は、「妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため」です。
「医薬品」でもド頻出なので、キーワードの「先天性異常」は、押えておきましょう。
参考:婦人薬 総論とかまとめ
「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「オキセサゼイン」が妊婦等ダメな「理由」は、「妊娠中における安全性は確立されていないため。」です。
オキセサゼインの固有論点なので、押さえておくべきです。
参考:オキセサゼイン
当該論点は、シンプルながら、ド定番成分が絡んでいるので、ガチ暗記です。
「出産予定日12週以内の妊婦」がダメなのは、「アスピリン、アスピリンアルミニウム、イブプロフェン」です。
個数が少ないうえに、“出産予定日12週以内”という限定があるので、非常に目立ち、問題にされやすいところです。
また、成分が「アスピリン等」のメジャー成分なので、これまた、出題されやすくなっています。
「12週以内に、明日イブ」くらいに憶えるとよいでしょう。
言うまでもなく、「明日」は「アスピリン・アスピリンナトリウム」で、「イブ」は「イブプロフェン」です。
参考:アスピリン
参考:イブプロフェン
次に、ダメな「理由」は、「妊娠期間の延長、胎児の動脈管の収縮・早期閉鎖、子宮収縮の抑制、分娩時出血の増加のおそれがあるため。」です。
当該理由ですが、「福岡県 R4 第58問」で、「穴埋め問題」形式で、正面から問われています。
このように、当該論点は、「医薬品」と「適正使用」でド頻出なところなので、ガチ暗記しましょう。
「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」ですが、対象となる成分が多いです。
挙げていくと…、
「ジフェンヒドラミン塩酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」
「アミノフィリン水和物、テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬、鎮暈薬」
「ロートエキス」
「センノシド、センナ、ダイオウ又はカサントラノール」
「ヒマシ油類」
「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩」
…と、数があります。
んなもんで、「語呂合わせ」で、憶えてしまいましょう。
くだらない語呂ですが、「ヒマな大王さん、富士でヒドラ見たが、網でコロッとせんの?」です。
語呂の詳細ですが…、
ヒマな・・・ヒマ・・・“ヒマ”シ油
大王・・・だいおう・・・“ダイオウ”
さん・・・サン・・・カ“サン”トラノール
富士でヒドラ見た・・・フジでヒドラ見た・・・“ジフ”ェン“ヒドラミ”ン塩酸塩
網・・・アミ・・・“アミ”ノフィリン水和物
で・・・て・・・“テ”オフィリン水和物
コ・・・“コ”デインリン酸塩水和物、ジヒドロ“コ”デインリン酸塩
ロッと・・・ロット・・・“ロート”エキス
せんの・・・センノ・・・“センノ”、“セン”ナ、
…と、なっています。
んでは、以下に個々の詳細を見ていきます。
「抗ヒスタミン成分」の「ジフェンヒドラミン塩酸塩」が「授乳中ダメ」な「理由」は、「乳児に昏睡を起こすおそれがあるため。」です。
「昏睡」は、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」のキーワードなので、押えておきましょう。
参考:ジフェンヒドラミン塩酸塩
「アミノフィリン水和物、テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬、鎮暈薬」ですが、当該アミノフィリン水和物、テオフィリンは、「医薬品」には出てこない成分で、「適正使用」のみに登場します。
出題実績があるので、押さえておくべきです。
ダメな「理由」は、「乳児に神経過敏を起こすことがあるため。」です。
キーワードの「神経過敏」は、押えておきましょう。
当該成分については、「アミノフィリン等について」も、チェックしておいてください。
「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「ロートエキス」が「授乳中ダメ」な「理由」は、「乳児に頻脈を起こすおそれがあるため。(なお、授乳婦の乳汁分泌が抑制されることがある。)」です。
「頻脈」は、当該「ロートエキス」のみです。ガチ暗記しましょう。
カフェイン等のように、「“頻脈または徐脈”」ではないので、注意してください。
括弧書きの「乳汁分泌抑制」も、狙われやすい副作用なので、併せて押えておきましょう。
参考:ロートエキス
「瀉下成分」の「センノシド、センナ、ダイオウ又はカサントラノール、ヒマシ油類」が「授乳中ダメ」な「理由」は、「乳児に下痢を起こすおそれがあるため。」です。
参考:センノシド
参考:センナ
参考:ダイオウ
参考:カサントラノール
「鎮咳去痰薬」の「麻薬性鎮咳成分」の「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩」ですが、定番論点なので、大丈夫かと思います。
ダメな「理由」は、「コデインで、母乳への移行により、乳児でモルヒネ中毒が生じたとの報告があるため。」です。
キーワードの「モルヒネ中毒」ともども、頭に入れましょう。
参考:コデインリン酸塩
参考:ジヒドロコデインリン酸塩
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