サリチル酸グリコール‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 サリチル酸グリコールは、「皮膚に用いる薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」の「非ステロイド性抗炎症成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール

 「皮膚から吸収された後、サリチル酸に分解されて、末梢組織(患部局所)におけるプロスタグランジンの産生を抑える作用も期待されるが、」

 「主として局所刺激により患部の血行を促し、また、末梢の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらすと考えられている。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「サリチル酸グリコール」は、「皮膚に用いる薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」の「非ステロイド性抗炎症成分」に登場します。

 市販薬には、「【第3類医薬品】トクホンエース ホット 20枚 」などがあります。

 当該成分は、ほとんど試験に出ていません。

 ただ、最近の傾向では、マイナー成分も問われることが多いので、無視はできません。

 それに、お友達の「サリチル酸メチル」が出題されたことがあるので、当該サリチル酸グリコールも、出題されて全く遜色がありません。

 優先順位は「ふつう」です。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① サリチル酸グリコールは、局所刺激により患部の血行を促し、末梢神経の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらす。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「サリチル酸グリコールは、局所刺激により患部の血行を促し、末梢神経の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらす」ですが、正しい記述です。

 サリチル酸グリコールは、「局所刺激により患部の血行を促し、また、末梢の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらす」ものです。

 出題されるとしたら、このくらいが関の山かと思われます。

 よって、①は、「○」となります。

試験ポイント

 「サリチル酸グリコール」は、出題実績があまり「ない」ですが、最近では、マイナー成分が正面から問われるようになっています。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、チェックしてください。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第3類医薬品】トクホンエース ホット 20枚 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」の「その他の抗炎症成分」へのリンクです。

 サリチル酸メチル

 サリチル酸グリコール

 イブプロフェンピコノール

 グリチルレチン酸

 グリチルリチン酸二カリウム

 グリチルリチン酸モノアンモニウム

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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