登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。このページでは、「相談すること」の「基礎疾患3」について、医薬品でも出そうなところ・ド定番成分・勉強しやすいところを見ていく。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。
「相談すること」の「基礎疾患3」でやるべきは、画像の「赤いところ」です。
要は、全部です。
ここは、「医薬品」の論点として出題実績が多々あるところなので、押えておいてまったく損はないです。
ところで、「基礎疾患」ですが、量が多いので分割しています。
「相談すること:基礎疾患1」と「相談すること:基礎疾患2」も、一読願います。
なお、令和4年度の改正で、「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン」が削除されたので、当該ページでも削除しました。
「血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎等)、血栓症を起こすおそれのある人」で「相談すること」となっているのは、「風邪薬」の「抗炎症成分」の「トラネキサム酸(内服)」と、「胃腸薬」の「粘膜保護・修復成分」の「セトラキサート塩酸塩」です。
両成分とも、「血栓」がキーワードとなっており、「医薬品」でも、問われる論点です。
「適正使用」においても、押えておいて、損はありません。
「理由」は、「生じた血栓が分解されにくくなるため。」です。
参考:トラネキサム酸
参考:セトラキサート塩酸塩
「貧血」で「相談すること」となっているのは、「駆虫薬」の「ピペラジンリン酸塩」です。
ピペラジンリン酸塩は、「相談すること」でよく問われるので、押さえておくべきです。
なお、ピペラジンリン酸塩は、「けいれん」「肝臓病」「腎臓病」においても、「相談すること」になっています。
「理由」は、「貧血の症状を悪化させるおそれがあるため。」です。
参考:ピペラジンリン酸塩
解熱鎮痛成分でのメジャー成分「イブプロフェン」ですが、「医薬品」および「適正使用」にて出題実績が最も多いので、ガチ暗記です。
下記の既往歴がある人は、「相談すること」となっています。
「全身性エリテトマトーデス、混合性結合組織病」
「胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎」
「クローン氏病」
これらは、イブプロフェンの固有事項なので、憶えておくべきです。 p> 「理由」も、押えておきましょう。
それぞれ…、
「無菌性髄膜炎の副作用を起こしやすいため。」
「プロスタグランジン産生抑制作用によって消化管粘膜の防御機能が低下し、胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン氏病が再発するおそれがあるため。」
…となっています。
「イブプロフェン」は、多岐の論点があるので、テキストを何回も精読しておきましょう。
参考:イブプロフェン
「相談すること」の漢方処方製剤は、数が少ないので、押さえておくべきです。
「併用薬」の論点で、「瀉下薬(下剤)・・・柴胡加竜骨牡蛎湯、響声破笛丸」が「相談すること」となっています。
憶えるのがしんどいなら、本試験当日の試験会場へ行くときに憶えるか、試験直前に頭に叩き込みましょう。
「理由」は、「腹痛、激しい腹痛を伴う下痢が現れやすくなるため」です。
参考:漢方処方製剤まとめ
「相談すること」の「併用薬」に、「プソイドエフェドリン」の固有論点があります。
「モノアミン酸化酵素阻害剤(セレギリン塩酸塩等)で治療を受けている人」
…がそうです。
医療用語で何が何やらですが、ざっくり、「“難しそうな治療名がでたら、プソイドエフェドリン”」くらいに憶えておきましょう。
「プソイドエフェドリン」は、アドレナリン作動成分で、要注意が多いので、頻出成分です。
「相談すること」も、できるだけ、押えておきましょう。
「理由」は、「モノアミン酸化酵素阻害剤との相互作用によって、血圧を上昇させるおそれがあるため」です。一読しておきましょう。
「相談すること」の「併用薬」に、「小柴胡湯」があります。
「適正使用」の超絶頻出論点なので、「相談すること」でも、押さえておくべきです。
「インターフェロン製剤で治療を受けている人」は、「小柴胡湯」の使用は「相談すること」となっています。
「理由」は、「インターフェロン製剤との相互作用によって、間質性肺炎を起こしやすくなるため。」です。
「インターフェロン製剤」と「間質性肺炎」がキーワードなので、シッカリ憶えましょう。
ホント、よく出ます。
参考:漢方処方製剤まとめ
「血液凝固異常」の「相談すること」で憶えるべきは、「風邪薬」の「抗炎症成分」である「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン」です。
「相談すること」でよく出る成分なので、押さえておくべきです。
「血液」関係は、「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン」と憶えておくとよいでしょう。
「理由」は、「フィブリノゲン、フィブリンを分解するたんぱく分解酵素であり、出血傾向を増悪させるおそれがあるため。」ですが、一読しておけばいいでしょう。
参考:ブロメライン
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