登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。このページでは、「使用(服用)しない」の「基礎疾患」について、医薬品でも出そうなところ・ド定番成分・勉強しやすいところを見ていく。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。「語呂合わせ」あります。
「使用(服用)しない」の「基礎疾患」ですが、どの県でも出題される定番論点です。
やるところは、画像の「赤いところ」なのですが、見ての通り、『すべて』です。
おそらく、「適正使用」の「医薬品的な問題」のうち、最も“出しやすい”問題です。
全論点が出題されるので、ガチで押えて行きましょう。
「医薬品」の復習にもなるので、一石二鳥です。
「心臓病」で「使用しない」となるのは、「プソイドエフェドリン塩酸塩」、「芍薬甘草湯」、「カフェイン入りの眠気防止薬」です。
ガチで「心臓病・・・使用しない・・・プソイドエフェドリン、芍薬甘草湯、カフェイン」と憶えましょう。
憶え方ですが、「しんでも使わない、ゾイドカフェの甘いお湯」くらいに憶えます。
語呂の詳細ですが…、
しんでも・・・しん・・・“心”臓病
使わない・・・“使用(服用)しない”
ゾイド・・・そいど・・・プ“ソイド”エフェドリン
カフェ・・・“カフェ”イン
甘いお湯・・・甘湯・・・芍薬“甘草湯”
…といった寸法です。
なお、語呂の「ゾイド」とは、低学年向けのおもちゃです。男性ならわかるかもですが、女性なら無理ですので、適当にアレしてください。
amazon参考:ゾイド
「理由」は、「医薬品」でも出るので、ガチで押えます。
「徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため。」です。
「徐脈」と「頻脈」は、必ずチェックしておきましょう。
そして、「芍薬甘草湯」ですが、「適正使用」に登場する、数少ない漢方処方製剤です。
出題実績があるので、押えておきましょう。
「適正使用対策‐漢方処方製剤まとめ」も、一読願います。
冗長ですが、「医薬品」の各ページのリンクを挙げておきます。
参考:カフェイン
なお、「カフェイン」ですが、「カフェイン入りの眠気防止薬」に限定されています。
当該カフェインですが、かぜ薬などにも入っていますが、これらは、対象外です。あくまで、「カフェイン入りの眠気防止薬」なので、注意してください。
どうしてこんなことを言うのかというと、「奈良県 R3 第116問」で、出題ミスがあったからです。
意外に盲点となるので、チェックしておきましょう。
一口で言うと、「胃潰瘍」といえば、「カフェイン入りの眠気防止薬」です。
コーヒーを飲み過ぎて、胃が痛くなる経験をされたはずです。
その経験をもとに、「胃潰瘍・・・カフェインダメ」と憶えましょう。
「胃潰瘍」で出てくるのは「カフェイン」だけなので、殊更に、狙われています。
「医薬品」でも、頻出です!
くだらない憶え方ですが、胃潰瘍とカフェインを合体して、「いーかいフェイン」くらいで、アレしてください。
「理由」ですが、そのまんまで、「胃液の分泌が“亢進”し、胃潰瘍の症状を悪化させるおそれがあるため。」です。押えておきましょう。
「医薬品」の「ひっかけ」で、「亢進」が反対の「“抑制”」になっていたりするので、要注意です。
「医薬品」のページのリンクを挙げておきます。
参考:カフェイン
先も述べましたが、禁忌となるのは、「カフェイン入りの眠気防止薬」に限定されています。
当該カフェインですが、かぜ薬などにも入っていますが、これらは、対象外です。あくまで、「カフェイン入りの眠気防止薬」が「使用しない」となっているので、注意してください。
一口で言うと、「高血圧」といえば、「プソイドエフェドリン塩酸塩」です。
プソイドエフェドリンは、最も「使用(服用)しない」で登場する成分なので、ストレートに憶えてください。
また、「高血圧」で出てくるのは「プソイドエフェドリン塩酸塩」だけで、固有事項でもあります。
要チェックとしか、言いようがないです。
「理由」ですが、「“交感神経”興奮作用により血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため。」です。
「医薬品」の「ひっかけ」で、「交感神経」が「“副交感神経”」になっていたりするので、要注意です。
一口で言うと、「甲状腺機能障害」といえば、「プソイドエフェドリン塩酸塩」です。
「甲状腺機能障害」で出るのは、プソイドエフェドリンのみです。
先も述べたように、プソイドエフェドリンは、最も「使用(服用)しない」で登場する成分なので、ストレートに憶えてください。
「理由」は、「甲状腺機能亢進症の主症状は、“交感神経”系の緊張等によってもたらされおり、“交感神経”系を興奮させる成分は、症状を悪化させるおそれがあるため。」です。
先に述べた「ひっかけ」と同様に、「交感神経」が「“副交感神経”」になっていたりするので、要注意です。
これまた、一口で言うと、「糖尿病」といえば、「プソイドエフェドリン塩酸塩」です。
「糖尿病」で出るのは、プソイドエフェドリンのみで、実に、出しやすいです。
先の疾患と一緒に、憶えこみましょう。
「理由」は、「肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を“上昇”させる作用があり、糖尿病を悪化させるおそれがあるため。」です。
「医薬品」で出そうなのは、「上昇」が「“下降”」になっている設問です。
頻出論点なので、精読しておきましょう。
「日常的に不眠の人、不眠症の診断を受けた人」が「ダメ」なのは、「抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)」です。
「理由」は、「睡眠改善薬は、慢性的な不眠症状に用いる医薬品でないため。医療機関において不眠症の治療を受けている場合には、その治療を妨げるおそれがあるため。」です。
「医薬品」の一般問題出るところなので、ざっくりと「不眠症・・・抗ヒスタミン成分ダメ」と憶えておきましょう。
一口で言うと、「透析療法」といえば、「スクラルファート等」です。
「適正使用」および「医薬品」で、出題実績が多々あるので、シッカリ押えておきます。
なお、ここで言う「スクラルファート等」ですが…、
…等のアルミニウムを含む成分が配合された胃腸薬、胃腸鎮痛鎮痙薬が対象です。
「アルミ」とか「アルミン」とか「アル」とか、アルミニウムがらみの文言が入っているものは、即、判断できます。
しかし、「アル」等が入ってない「スクラルファート」と「合成ヒドロタルサイト」は、意識的に憶える必要があります。
配偶者のように陰湿な出題者も、狙ってくるでしょうから、注意してください。
「理由」は、「医薬品」でも頻出なので、ゼッタイにチェックしておいてください。
「長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症したとの報告があるため。」です。
頻出キーワードの「アルミニウム脳症」と「アルミニウム骨症」は、要チェックです。
「口の中に傷やひどいただれのある人」ですが、殺菌消毒成分の「クロルヘキシジングルコン酸塩」の固有事項なので、押えておくべきです。
固有事項は、出題者側からすると、実に、出しやすいです。
遺漏なく押えておきましょう。
「クロルヘキシジングルコン酸塩・・・口の中に傷やひどいただれのある人ダメ」と憶えこみましょう。
「理由」ですが、そのままですが、「傷やただれの状態を悪化させるおそれがあるため」です。
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