登録販売者の「適正使用」の「医薬品的な問題」の「相談すること」に登場する「漢方処方製剤」のまとめ。そんなに数はないが、だからこそ、狙われている。試験の終盤や直前期に、チェックしておきたい論点。小児五疳薬,小柴胡湯,柴胡加竜骨牡蛎湯,響声破笛丸を挙げている。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 登録販売者, 登録販売者 まとめ, 登録販売者 適正使用
「適正使用」のいわゆる「医薬品的な問題」に登場する「漢方処方製剤」のうち、「相談すること」となっているものをまとめています。
試験勉強の終盤や直前期に、知識の整理に活用ください。
なお、姉妹ページの「使用しない 漢方処方製剤」も、参考にしてください。
「相談すること」の「次の症状がある人」の「高熱」と「はげしい下痢」に、「小児五疳薬」が登場します。
理由は、「高熱」は、「かぜ以外のウイルス性の感染症その他の重篤な疾患の可能性があるため」で…、
「はげしい下痢」は、「大腸炎等の可能性があるため」です。
当該小児五疳薬ですが、テキストや手引きに、これといった記述がない漢方処方製剤で、「適正使用」のみに登場します。
んなもんで、(試験に出ないだろー)と思われがちですが、だからこそ、出題されるのです。
実際に、「東京都 R5 第106問」のように、選択肢の1つに出てきています。
まあ、「相談すること」なので、無理に憶えなくていいですが、「小児五疳薬・・・相談すること」くらいは、押えておきましょう。
次に、「小柴胡湯」が「基礎疾患等」の「次の診断を受けた人」の「肝臓病」のところに登場します。
理由は、「間質性肺炎の副作用が現れやすいため」です。「小柴胡湯と言えば、間質性肺炎」ですね。
出題実績あります!
当該小柴胡湯は、「適正使用」での頻出論点です。最も出る漢方処方製剤の1つです。
「小柴胡湯‐肝臓病‐相談すること」は、ガチで押えてしまいましょう。
「小柴胡湯」ですが、先の「肝臓病」の他に、「インターフェロン製剤で治療を受けている人」でも登場します。
ここは、小柴胡湯の固有論点なので、出題者からすると、非常に出しやすいです。
参考:相談すること 基礎疾患3
理由ですが、「インターフェロン製剤との相互作用によって、間質性肺炎を起こしやすくなるため」です。
相変わらず、「小柴胡湯と言えば、間質性肺炎」ですね。
なお、薬の別ですが、当該論点では、「小柴胡湯、小柴胡湯が配合されたかぜ薬」がその対象となっています。
別段、気にするところではないですが、“小柴胡湯入りにかぜ薬”もあるので、チェックだけしておきましょう。
「柴胡加竜骨牡蛎湯」と「響声破笛丸」が、「併用薬等」の「瀉下薬(下剤)」のところに登場します。
理由は、「腹痛、激しい腹痛を伴う下痢が現れやすくなるため」です。
ちなみに、両方とも、ダイオウ入りです。(響声破笛丸は、ときどきダイオウ入りとなっています。)
さて、試験的なことを言うと、2つとも、それほど試験に出る漢方処方製剤ではないです。前もって憶えておく必要はないと思います。
よって、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前の待機時間や休み時間に見直して、「柴胡加竜骨牡蛎湯、響声破笛丸・・・相談すること・・・瀉下薬」と、“瞬間的に”頭に入れて、試験に臨めばいいでしょう。
「相談すること 漢方処方製剤」は、以上です。
試験的には、ド定番の「小柴胡湯」を押さえてください。んで、「小児五疳薬」をチェックしましょう。
柴胡加竜骨牡蛎湯と響声破笛丸は、試験直前にチラ見しておけば、十分です。
姉妹ページの「使用しない 漢方処方製剤」も、一読願います。
2022年3月21日 11:02 AM
★みんなとシェアする
皮膚に用いる薬と公衆衛生用薬の「殺菌消毒成分」の定番論点に、「ウイルスに効くかどうか」があります。 ...続きを見る
「皮膚に用いる薬」の「抗菌作用を有する配合成分」の成分ですが、本試験では、基本の「名称‐効能」が問わ...続きを見る