登録販売者の「適正使用」の「医薬品的な問題」の「使用しない」に登場する「生薬」のまとめ。そんなに数はないが、だからこそ、狙われている。試験の終盤や直前期に、チェックしておきたい論点。センナ、ダイオウ、カンゾウを掲載。
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「適正使用」のいわゆる「医薬品的な問題」に登場する「生薬」のうち、「使用しない」に登場するものをまとめています。
「使用しない」の「生薬」は、センナ、ダイオウ、カンゾウの3つしかない上に、「医薬品」の知識で何とかなってしまいます。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験の直前で、押えればいいでしょう。
なお、姉妹ページの「相談すること 生薬」も、参考にしてください。
「使用しない」に登場する生薬で、優先して押さえるべきは、「センナ」と「ダイオウ」です。
当該センナとダイオウですが、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」に登場します。
その理由は、「乳児に下痢を起こすおそれがあるため」です。
参考:使用しない 女性系
両方とも、瀉下作用のある生薬なので、さもありなんです。
ちなみに、ガチ暗記は無用ですが、手引きでは、「センノシド、センナ、ダイオウ又はカサントラノールが配合された内服薬、ヒマシ油類」と表記されています。
次に、センナとダイオウですが、「大量に使用(服用)しないこと」に登場します。
理由は、「腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため」です。
当該論点は、瀉下成分に共通するものなので、「医薬品」で勉強した「使用上の注意」から、アプローチしてください。
ちなみに、ガチ暗記は無用ですが、手引きでは、「センナ、センノシド、ダイオウ、カサントラノール、ビサコジル、ピコスルファートナトリウム等の刺激性瀉下成分が配合された瀉下剤」と、表記されています。
次に、「使用しない」に登場する生薬は、おなじみの「カンゾウ」です。
当該カンゾウですが、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」と「長期連用しないこと」に登場します。
理由は、「偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため。」です。
「医薬品」でも、ド定番の論点なので、大丈夫でしょう!
なお、試験が「難化」したときだと、“数字”が出そうです。
当該カンゾウは、手引きにて、「グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸、カンゾウ等のグリチルリチン酸を含む成分(1日用量がグリチルリチン酸として40mg 以上、又はカンゾウとして1g以上を含有する場合)」と表記されています。
下線部分の「1g以上」のところが問われる可能性があります。
たとえば、「“40mg”」や「“1mg”」などに変えられる可能性があります。チェックしておきましょう。
なお、厳密に押えなくてもいいですが、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」なのは、「短期間の服用に限られる漢方生薬製剤」のカンゾウが対象となっています。
「長期連用しないこと」は、「外用痔疾用薬(坐薬、注入軟膏)」「漢方生薬製剤以外の鎮咳去痰薬、瀉下剤、婦人薬」「胃腸薬、胃腸鎮痛鎮痙薬」のカンゾウが対象です。
薬の別がガチで問われることはないでしょうが、一応、見ておきましょう。
「使用しない」の「生薬」は、以上です。
「医薬品」の復習がてら、押えておいてください。
「相談すること 生薬」に続きます。
2022年3月24日 9:51 AM
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