「相談すること」の「基礎疾患1」

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。このページでは、「相談すること」の「基礎疾患1」について、医薬品でも出そうなところ・ド定番成分・勉強しやすいところを見ていく。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。

ポイント

 

 「相談すること」の「基礎疾患1」でやるべきは、画像の「赤いところ」です。

 「赤くなってないところ」は、一口で言えば、「捨てる」ところです。

 量が多いので、できるところだけでいいです。NO無理・NO完璧です。

 なお、「自分なり家族なり」に関する疾患があれば、『自分の勉強』として、押えるといいでしょう。

 ところで、「基礎疾患」ですが、量が多いので分割しています。

 「相談すること:基礎疾患2」と「相談すること:基礎疾患3」も、一読願います。

てんかん

 まずもって、「てんかん」といえば、「ジプロフィリン」です。

 こういう単体のものは、まずもって狙われます。

 「てんかん・・・ジプロフィリン・・・相談」と、暗記してしまいましょう。

 「理由」の「中枢神経系の興奮作用により、てんかんの発作を引き起こすおそれがあるため。」は、一読しておくとよいでしょう。

 なお、「ジプロフィリン」ですが、これは、「鎮咳去痰薬」の「キサンチン成分」です。

 参考:ジプロフィリン

胃・十二指腸潰瘍

 「胃・十二指腸潰瘍」で「相談すること」なのは、メジャー成分の「アスピリン系」と、要注意成分の「次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス等」です。

 「アスピリン等」は、「医薬品」と「適正使用」でド頻出のなので、押さえておくべきです。

 「次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス等」は、「相談」のみならず「使用しない」でも、よくよく登場するので、併せて押えておくべきです。

 個々の「理由」は、それぞれ…、

 「胃・十二指腸潰瘍を悪化させるおそれがあるため。」

 「ビスマスの吸収が高まり、血中に移行する量が多くなり、ビスマスによる“精神神経障害等”が発現するおそれがあるため。」

 …です。

 なお、ここで言う「アスピリン等」ですが、「アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、サリチルアミド」を指します。

 成分名を詳細に憶える必要はなく、アスピリンとかの「解熱鎮痛成分」くらいに、把握しておけばいいでしょう。

 んで、「次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス等」ですが、これは、「胃腸薬」の「止瀉成分」です。

 参考:アスピリン

 参考:次没食子酸ビスマス

 参考:次硝酸ビスマス

肝臓病

 「肝臓病」の「相談すること」で憶えるべきは、「小柴胡湯」と「アスピリン等」、「サントニン」、「ピペラジンリン酸塩」、「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン」です。

 分量が多いですが、「医薬品」でも問われるところなので、押えておいて損はないです。

 以下、個別に見ていきます。

小柴胡湯・・・肝臓病相談

 まずもって、「小柴胡湯」ですが、「適正使用」でド頻出の漢方処方製剤です。

 「間質性肺炎」や「インターフェロン製剤」と絡んで出題されるので、ゼッタイに押えておかねばなりません。

 キーワードの「小柴胡湯・・・間質性肺炎」は、ガチ暗記です。

 「理由」は、「“間質性肺炎”の副作用が現れやすいため。」です。

 出題実績が多々あります。

 参考:漢方処方製剤まとめ

アスピリン等・・・肝臓病相談

 「アスピリン等」は、メジャー成分なので、細かいものまで、押さえておくべきです。

 「適正使用」のみならず、「医薬品」でも、問われる可能性が「大」です。

 なお、ここで言う「アスピリン等」ですが、「アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン」が対象です。

 おなじみ「解熱鎮痛成分」です。

 「理由」は、「肝機能障害を悪化させるおそれがあるため」です。

 参考:アスピリン

サントニン・・・肝臓病相談

 「サントニン」ですが、これは、「駆虫薬」の成分です。

 当該肝臓病相談が「サントニン」の固有事項なので、押えておきましょう。

 「理由」は、「肝機能障害を悪化させるおそれがあるため」です。

 参考:サントニン

ピペラジンリン酸塩・・・肝臓病相談

 「ピペラジンリン酸塩」ですが、これは、「駆虫薬」の成分です。

 「ピペラジンリン酸塩」は、「相談すること」でしか問われないので、チェックしておくべきです。

 「理由」は、「肝臓における代謝が円滑に行われず、体内への蓄積によって副作用が現れやすくなるため」です。

 一読しておきましょう。

 参考:ピペラジンリン酸塩

セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン・・・肝臓病相談

 「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン」ですが、「適正使用」でよく顔を出す成分なので、チェックしておいて損はありません。

 両成分は、「風邪薬」の「抗炎症成分」です。

 「理由」は、「代謝、排泄の低下によって、副作用が現れやすくなるため」です。一読しておきましょう。

 参考:セミアルカリプロティナーゼ

 参考:ブロメライン

甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症

 「甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症」で「相談すること」ですが、数が多いので、できるところだけでいいです。

 わたしなら、単体で出そうな生薬の「マオウ」と、「鎮咳去痰薬」の「キサンチン成分」である「ジプロフィリン」だけで済ませます。

 参考:マオウ

 参考:ジプロフィリン

高血圧

 「高血圧」で「相談すること」ですが、これまた、数が多いので、できる範囲でやって行きましょう。

 わたしなら、生薬の「マオウ」だけで済ませます。他の成分が出たら、諦めます。

 本ページは、以上です。

 「相談すること:基礎疾患2」に、続きます。

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