「相談すること」の「小児」

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。このページでは、「相談すること」の「小児」について、医薬品でも出そうなところ・ド定番成分・勉強しやすいところである「テオフィリン、アミノフィリン「サリチルアミド、エテンザミド」「マルツエキス」を見ていく。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。

ポイント

 

 「相談すること」の「小児」でやるべきは、画像の「赤いところ」です。

 「小児」の「相談すること」は、「医薬品」でも頻出論点なので、全部やっておいて全く損はありません。いい復習になるはずです。

テオフィリン、アミノフィリン

 「発熱している小児、けいれんを起こしたことがある小児」が「相談すること」となるのは、「テオフィリン、アミノフィリン」です。

 皆さん、ピンと来ないはずです。

 というのも、当該テオフィリンとアミノフィリンは、「医薬品」には登場しないからです。

 参考:アミノフィリン等について

 当該成分は、なぜか「適正使用」のみに出てくる成分です。

 そのため、この2つの成分は、「医薬品」の勉強ではカバーできません。

 よって、独自に押えなくてはいけません。出題実績もあります。

 「発熱している小児、けいれんを起こしたことがある小児・・・テオフィリン、アミノフィリン・・・相談・・・けいれんを誘発するおそれがあるため

 …と、憶えましょう。

 なお、テオフィリン、アミノフィリンですが、「使用(服用)しない」でも登場するので、整理して憶える必要があります。

 参考:アレルギー症状

 参考:女性系

サリチルアミド、エテンザミド

 次に、「水痘(水ぼうそう)もしくはインフルエンザにかかっている又はその疑いのある乳・幼・小児(15歳未満)」が「相談すること」となるのは、「サリチルアミド、エテンザミド」ですが、これは、大丈夫でしょう。

 「医薬品」でも、よくよく問われる頻出論点です。

 まず、「小児」ですが、対象となる小児は、「水痘(水ぼうそう)もしくはインフルエンザにかかっている又はその疑いのある乳・幼・小児(15歳未満)」です。

 よって、ふつうの小児なら、対象外となります。(つまり、相談しなくてよい。)

 「理由」は、「構造が類似しているアスピリンにおいて、ライ症候群の発症との関連性が示唆されており、原則として使用を避ける必要があるため」です。

 キーワードの「ライ症候群」は、ガチ暗記です。

 さて、サリチルアミドとエテンザミドですが、「サルはエテ吉」くらいに憶えましょう。

 「“サ”リチ“”アミド」「“エテ”ンザミド」といった塩梅です。

 「サルはエテ吉、インフル小児、相談」くらいに憶えてください。

 そして、解熱鎮痛成分は、そこそこ入り組んでいるので、整理して憶える必要があります。

 たとえば、「アスピリン」や「サザピリン」は、「15歳未満の小児」には、「使用しない」となっています。

 サリチルアミドとエテンザミドは、「水痘(水ぼうそう)もしくはインフルエンザにかかっている又はその疑いのある乳・幼・小児(15歳未満)」が、「相談」です。

 混乱しやすいので、整理して、憶えましょう。

 参考:サリチルアミド

 参考:エテンザミド

マルツエキス

 最後に、「1ヶ月未満の乳児(新生児)」が「相談すること」になるのは、「マルツエキス」です。

 これも、大丈夫かと思います。

 当該マルツエキスは、主に乳幼児の便秘に用いられるものです。

 しかし、「1ヶ月未満の乳児(新生児)」については、「相談すること」になっています。

 その理由は、「身体が非常に未熟であり、安易に瀉下薬を使用すると脱水症状を引き起こすおそれがあるため」です。

 混乱しやすいので、注意して憶えてください。

 参考:マルツエキス

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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