「相談すること」の「妊婦等」【語呂あり】

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。このページでは、「相談すること」の「妊婦等」について、医薬品でも出そうなところ・ド定番成分・勉強しやすいところを見ていく。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。「語呂合わせ」あります。

ポイント

 

 「相談すること」の「妊婦等」でやるべきは、画像の「赤いところ」です。

 「赤くなってないところ」は、一口で言えば、「捨てる」ところです。

 「医薬品」で出そうなものに絞りましょう。

妊婦等相談・・・アスピリン等

 まず、妊婦等の方は、「アスピリン、アスピリンアルミニウム、サザピリン、エテンザミド、サリチルアミド、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェンが配合されたかぜ薬、解熱鎮痛薬」が「相談すること」となっています。

 アスピリン系のかぜ薬・解熱鎮痛薬は、定番成分なので押さえておくべきです

 「理由」は、ときどき、「医薬品」で登場することがあります。

 「妊娠末期のラットに投与した実験において、胎児に弱い動脈管の収縮がみられたとの報告があるため。

 「アスピリンについては、動物実験(ラット)で催奇形性が現れたとの報告があるため。

 「イソプロピルアンチピリンについては、化学構造が類似した他のピリン系解熱鎮痛成分において、動物実験(マウス)で催奇形性が報告されているため。

 …を、ガチで憶える必要はないですが、精読はしておきましょう。

アスピリン、アスピリンアルミニウム、イブプロフェンに注意

 さて、アスピリン等のうち、タイトルにある「アスピリン、アスピリンアルミニウム、イブプロフェン」は、整理して憶える必要があります。

 これらの成分は、「出産予定日12週以内の妊婦」については、「使用(服用)しない」となっています。

 アスピリン等は、基本的に、妊婦等の方は「相談すること」ですが、時が経過して、「出産予定日12週以内の妊婦」となると、アスピリン等のうち「アスピリン、アスピリンアルミニウム、イブプロフェン」が「使用(服用)しない」となります。

 “必ず整理して憶えてください。

 参考:使用(服用)しない‐女性系

妊婦等相談・・・ブロモバレリルなど

 妊婦等の方は、「ブロモバレリル尿素が配合されたかぜ薬、解熱鎮痛薬、催眠鎮静薬、乗物酔い防止薬」が「相談すること」となっています。

 そして、「コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩が配合されたかぜ薬、鎮咳去痰薬」も「相談すること」となっています。

 これらは、定番の成分なので、見ておくべきです。

 くだらない語呂「ここで尿相談」くらいに憶えるとよいでしょう。

 語呂ですが、成分の文字を取って…、

 “”デインリン酸塩

 ジヒドロ“コデ”インリン酸塩

 ブロモバレリル“尿”素

 …の、それぞれの文字を合わせただけです。

 さて、「理由」が「医薬品」で問われることがあるので、一読はしておくべきです。

 「ブロモバレリル尿素」は、「胎児障害の可能性があり、使用を避けることが望ましいため。」です。

 キーワードの「胎児障害」は、押えておきましょう。

 「コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩」は、「麻薬性鎮咳成分であり、吸収された成分の一部が胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られているため。コデインリン酸塩については、動物実験(マウス)で催奇形性が報告されているため。」です。

 キーワードの「催奇形性」は、押えておきましょう。

 参考:ブロモバレリル尿素

 参考:コデインリン酸塩

 参考:ジヒドロコデインリン酸塩

「妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人」

 「妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人」ですが、「ビタミンA・ビタミンAD」が「相談すること」となっています。

 「理由」は、「ビタミンAを“妊娠3ヶ月前から妊娠3ヶ月まで”の間に栄養補助剤から1日“10,000国際単位”以上を継続的に摂取した婦人から生まれた児に、先天異常(口裂、耳・鼻の異常等)の発生率の増加が認められたとの研究報告があるため。」です。

 「医薬品」で、下線の「10,000国際単位」のところが出たので、精読しておきましょう。

 キーワードの「先天異常」も、要チェックです。

 当該論点は、「3ヶ月以内」という「数字」による限定があるので、出題者が“狙いやすい”ところです。

 キッチリ押えておきましょう。

 参考:滋養強壮保健薬‐ビタミンA

授乳中の人

 最後に、「授乳中の人」の「相談すること」ですが、数が多いので、やるものを絞りましょう。

 よって、ここでは、頻出成分の「アスピリン・アスピリンナトリウム」、「カフェイン」と「エチニルエストラジオール、エストラジオール」のみ、やっておきます。

 カフェイン、エチニルエストラジオール、エストラジオールは、成分が乳中に移行するので、「授乳中の人」は「相談すること」となっています。

 参考:エチニルエストラジオール、エストラジオール

 参考:カフェイン

 さて、「相談すること」の「乳汁中に移行する可能性がある主な成分」ですが、全部を憶えるのは「酷」なので、できる範囲で押えていくといいです。

 無理なら無理で結構です。

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