登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。このページでは、「使用(服用)しない」の「各種の連用しない」について、医薬品でも出そうなところ・ド定番成分・勉強しやすいところを見ていく。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。
「使用(服用)しない」の「長期連用しない」のうち、特徴のあるものを、このページでまとめています。
独自の用語なので、頭に残りやすいです。
試験にいつ出てもおかしくないので、押えておきましょう。
「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」ですが、おなじみの「カフェイン」と「グリチルリチン酸」の注意事項です。
超基本事項なので、押えておきましょう。
なお、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」の文言を、ガチで暗記する必要はないです。
「連用しない」くらいで憶えておけば、試験では点が取れるかと思います。
なお、「理由」ですが、カフェインは「眠気防止薬は、一時的に緊張を要する場合に居眠りを防止する目的で使用されるものであり、連用によって睡眠が不要になるというものではなく、短期間の使用にとどめ、適切な睡眠を摂る必要があるため。」です。
参考:カフェイン
んで、グリチルリチン酸は、おなじみの「偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため」です。
以下は、ちょっとした補足です。
グリチルリチン酸ですが、「手引き」によると、当該「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」が明記されるのは、「短期間の服用に限られる漢方生薬製剤」となっていますが、まあ、ここが問われても、受験生の誰も答えられないので、無視していいかと思います。
試験対策的には、「グリチルリチン酸・・・偽アルドステロン症・・・長期連用しない」のド定番事項を押えておけば、十分です。
「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」の表記がなされるのは、「芍薬甘草湯」です。
「理由」ですが、「鬱血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため。」です。
「適正使用」で、数少ない「漢方処方製剤」だからこそ、問われます。
問題文としては…、
「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこととされている成分はどれか?」とか…、
「鬱血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、連用しないこととされている成分はどれか?」的なものが考えられます。
漢方処方製剤でウンザリしますが、「芍薬甘草湯」くらいは、押えておきましょう。
「1週間以上継続して服用しないこと」と表記されるのは、止瀉薬の「次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス等」です。
「“1週間以上”」と、数字が入っているので、狙われやすい論点です。
「奈良県 R4 第115問」などで、出題実績があります。
ビスマス自体、「適正使用」でよく出るので、押えておいて損はありません。
「理由」ですが、「長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があるため。」です。
キーワードの「精神神経症状」は、ガチで押えておきましょう。
「ビスマス、精神神経症状、1週間以上継続して服用しない」と、ガチ暗記しておけば、鉄壁です。
参考:次没食子酸ビスマス
参考:次硝酸ビスマス
「連用しないこと」と表記されるのは、「ヒマシ油類」と「浣腸薬」です。
連用なのか、長期連用なのかは、神経質にならなくていいと思います。
ごくシンプルに、「ヒマシ油類」と「浣腸薬」は、「連用ダメ」くらいに押えておけばいいでしょう。
「理由」ですが、ヒマシ油類は、「一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、ほかに原因がある可能性があるため」です。
浣腸薬の「理由」は、「感受性の低下(いわゆる”慣れ”)が生じて、習慣的に使用される傾向があるため。」です。
「医薬品」で、しばしば問われるので、チェックしておきましょう。
「○○以上続けて服用しないこと」と、独特の表記がなされるのは、「駆虫薬」です。
「○○」のところは、各駆虫薬の数字が入ります。
その数字が試験で問われることはないでしょう。試験の「手引き」には、載っていないからです。
見ておくべきは、「理由」です。それは…、
「過度に服用しても効果が高まることはなく、かえって副作用を生じるおそれがあるため。」
「虫卵には駆虫作用が及ばず、成虫になるのを待つため、1ヶ月以上の間隔を置く必要があるため。」
…で、これが試験に出そうです。
後者には、「“1ヶ月以上”」という数字があるため、「医薬品」でも、狙われています。
念のため、チェックしておいて、損はないです。
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