登録販売者「適正使用」のアドレナリン作用成分が配合された鼻炎用点鼻薬

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。本ページでは、「適正使用」の個別論点の「アドレナリン作用成分が配合された鼻炎用点鼻薬」をまとめたページ。「相談すること」の「基礎疾患等」の甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症,高血圧,心臓病,糖尿病に登場する。そのまとめ。

アドレナリン作用成分が配合された鼻炎用点鼻薬のまとめ

 「アドレナリン作用成分が配合された鼻炎用点鼻薬」ですが、令和4年度にて改正されたところです。

 問題にしやすいこともあり、改正を機に出題されることが予想されます。

 もっとも、「相談すること」に登場する論点なので、「後回し」でいいです。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、終盤から試験直前にかけて、チェックしてください。

相談すること‐基礎疾患等

 「アドレナリン作用成分が配合された鼻炎用点鼻薬」ですが、「相談すること」の「基礎疾患等」の「次の診断を受けた人」のところに登場する論点です。

 以下の…、

 ・甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症

 ・高血圧

 ・心臓病

 ・糖尿病

 …のところに登場します。

憶え方

 憶え方としては、くだらない語呂ですが、「高機能な神童」です。

 語呂の詳細ですが…、

 「高」は、「血圧」の「高」に該当します。

 そして、「高」は、「こう」読みで、「甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうしょうがい・こうじょうせんきのうこうしんしょう)」の「こう」と掛かっています。

 次に、「機能」ですが、これは、「甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症」の「機能」に該当します。

 当該「基礎疾患等」の論点では、「甲状腺疾患」もあるのですが、当然「甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症」とは別の病気です。

 「甲状腺疾患」の方では、「アドレナリン作用成分が配合された鼻炎用点鼻薬」が禁忌ではないので、これと区別するための語呂です。

 そして、「神童(しんどう)」の「神(しん)」ですが、これは、「心臓病」の「しん」です。

 ほいで、「神童(しんどう)」の「童(どう)」ですが、これは、濁点を取って、「糖尿病」の「とう」に当てます。

 こんな次第で、「高機能な神童」と、把握しておけば、試験的には十分かと思います。

 語呂ですが、最後の「神童」は、「振動」や「新道」とかでも、全然構いません。

 憶えやすいように改変してください。

理由

 禁忌となる理由ですが、ガチ暗記は無用です。

 「医薬品」で学んだ「アドレナリン作動成分」の効能・性質から見ていくと、すっと頭に入るかと思います。

甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症の理由

 「甲状腺機能障害・甲状腺機能亢進症」の理由ですが…、

 「甲状腺機能亢進症の主症状は、交感神経系の緊張等によってもたらされており、交感神経系を興奮させる成分は、症状を悪化させるおそれがあるため。

 …となっています。

 キーワードの「交感神経系」は、「ひっかけ」問題で、「“”交感神経系」に変えられて出題されるので、注意してください。

 当該「ひっかけ」は、他の成分で、出題実績があります!

高血圧の理由

 「高血圧」の理由ですが…、

 「交感神経興奮作用により血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため。

 …となっています。

 これまた、キーワードの「交感神経系」が出てくるので、注意しておきましょう。

心臓病の理由

 「心臓病」の理由ですが…、

 「心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させるおそれがあるため。

 …となっています。

 「アドレナリン作用成分」は、「興奮」をもたらすので、当然、心臓にも負担があるわけです。

 難しい記述ではないので、押えておきましょう。

糖尿病の理由

 「糖尿病」の理由ですが…、

 「肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の症状を悪化させるおそれがあるため。

 …となっています。

 これも、そう難しくはないので、押えておきましょう。

 本試験では、くだらない「ひっかけ」がしばしばあります。

 当該記述だと、「グリコーゲンを分解して血糖値を“低下させる”作用」などと出されるかもなので、一応、チェックしておきましょう。

まとめ

 「アドレナリン作用成分が配合された鼻炎用点鼻薬」のまとめは、以上です。

 「適正使用」の令和4年度の改正の中で、とても目立つ改正です。

 できる限り、チェックしておいてください。

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