登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。このページでは、「使用(服用)しない」の「次の症状がある人」について、医薬品でも出そうなところ・ド定番成分・勉強しやすいところを見ていく。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。
「使用(服用)しない」の「次の症状がある人」ですが、問題にしやすいところなので、押さえておくべきです。
まあ、出てくる成分は、定番のものなので、付け足す感じで押えていってください。
一口で言うと、「胃酸過多」といえば、「カフェイン」です。
カフェインですが、「胃潰瘍」でも、「使用(服用)しない」となっています。
「胃」つながりで、カフェインを憶えるとよいでしょう。
「理由」ですが、「カフェインが胃液の分泌を“亢進”し、症状を悪化させるおそれがあるため。」となっています。
よくある「ひっかけ」で、「亢進」が逆の「“抑制”」などになっていることがあるので、注意してください。
参考:カフェイン
一口で言うと、「前立腺肥大による排尿困難」といえば、「プソイドエフェドリン塩酸塩」です。
「“前立腺肥大による”排尿困難」という限定されたものなので、出題者が目を付けている筈です。
「前立腺肥大による排尿困難・・・プソイドエフェドリンダメ」と、ガチ暗記です。
なお、「相談すること」には、別途、「排尿困難」という項目があります。
ごっちゃにならないよう、注意してください。
「使用しない」にあるのは、「前立腺肥大による排尿困難」です。
「相談すること」にあるのは、ふつう?の「排尿困難」です。
混乱しやすいところなので、意識的に、“前立腺肥大による”を憶えましょう。
さて、「理由」ですが、「交感神経刺激作用により、尿の貯留・尿閉を生じるおそれがあるため。」となっています。
よくある「ひっかけ」で、「“交感神経”」が「“副交感神経”」などになっていることがあるので、注意してください。
また、キーワードの「尿閉」も押さえておくべきです。
「激しい腹痛又は吐き気・嘔吐」と、これまた、限定された症例なので、試験に出やすいです。
「激しい腹痛又は吐き気・嘔吐」で、ダメなのは、「ヒマシ油が配合された瀉下薬」です。
まあ、常識的に、そんな状態なのに、瀉下薬を飲むのは、ヤバイと判断できると思います。
「理由」は、「急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の症状である可能性があるため。」です。
当該理由が問題文にそのまま登場するかもしれません。
たとえば、「急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の症状である可能性があるため、使用してはならない薬剤はどれか?」ってな次第です。
「理由」も、一読しておきましょう。
なお、「ヒマシ油」は、「適正使用」でよく出るので、押えておきましょう。
基本的に、化膿している部分に、外用薬を塗るのは、不適当です。
よって、「適正使用」で出題されても、たとえば、「化膿している部分に使用してはならない成分はどれか?」的な問題が出ても、常識的に、判断できるように思います。
単純に、外用薬の成分を選べばよいってな次第で、「ステロイド性抗炎症成分が配合された外用薬」や「インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェン又はピロキシカムが配合された外用薬」が選べるかと思います。
「理由」は、ステロイドの方は、「細菌等の感染に対する抵抗力を弱めて、感染を増悪させる可能性があるため」です。
ケトプロフェン等の方は、「感染に対する効果はなく、逆に感染の悪化が自覚されにくくなるおそれがあるため。」です。
ここは、「医薬品」でも出るでしょうから、チェックしておきましょう。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする