独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

二級ボイラー技士 公式過去問 難問リスト

二級ボイラー技士の公式過去問の“あ、これは難しいなー”という問題をリストアップしました。

最後の仕上げや、チェック等にご利用ください。

令和7年4月

6問:計測器・・・やや難

8問:空気予熱器・・・難

24問:重油の成分・・・難

26問:燃料油供給装置の構成・・・やや難

36問:査及び検査証・・・やや難

39問:鋳鉄製温水ボイラー・・・やや難

令和6年10月

「難」の問題は…、

5問:ステー

10問:ドラム水位制御

29問:燃焼室熱負荷

…です。

「やや難」の問題は…、

2問:ボイラーの水循環

20問:単純軟化法

31問:伝熱面積

38問:温水ボイラー

39問:鋼製蒸気ボイラーの圧力計

…です。

令和6年4月

当該回の「やや難」の問題は…、

5問:ばね安全弁

9問:低圧ボイラーの自動制御

18問:ボイラー水の全部排出

19問:内面腐食と抑制方法

23問:固体燃料と気体燃料

26問:霧化媒体

38問:鋼製ボイラーの安全弁

…です。

んで、当該回の「難」の問題は…、

10問:水位検出器

34問:附属品の管理

39問:鋳鉄製温水ボイラーの附属品

…です。

令和5年10月

4問:温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁・・・「難」

24問:液体燃料の供給装置・・・「難」

31問:廃止したボイラーの再設置・・・「やや難」

35問:ボイラー室の掲示事項・・・「やや難」

令和5年4月

2問:ボイラーの容量及び効率

9問:エコノマイザ

23問:燃料の燃焼

24問:重油の性質

34問:伝熱面積の算定方法

40問:附属品の管理

令和4年10月

5問:鋳鉄製ボイラー

10問:温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品

12問:スートブロー

13問:脱酸素剤

15問:キャリオーバ

27問:低温腐食の抑制方法

37問:設置・変更時の届け出

令和4年4月

4問:伝熱管に分類されないもの・・・「難」

10問:温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品・・・「やや難」

24問:重油の性質・・・「難」

31問:法定検査・・・「やや難」

35問:伝熱面積計算・・・「やや難」

令和3年10月

3問 計測器の選択肢5・・・「やや難」

6問 鋳鉄製ボイラー・・・「やや難」

25問 圧力噴霧式バーナの噴射油量調節・・・「やや難」

令和3年4月

特になし。

令和2年10月

6問:燃焼装置及び燃焼安全装置・・・「やや難」

9問:シーケンス制御回路・・・「難」

19問:ディフューザポンプ・・・「やや難」

28問:ガスバーナ・・・「やや難」

令和2年4月

6問:送気系統装置・・・「やや難」

7問:伝熱管・・・「難」

9問:オンオフ式温度調節器・・・「やや難」

13問:清缶剤・・・「やや難」

17問:直接開閉形電磁弁・・・「難」。

28問:石炭・・・「やや難」

31問:附属品の管理・・・「やや難」

37問:鋳鉄製温水ボイラーの付属品・・・「難」

39問:ボイラー技士・・・「やや難」

40問:ボイラー内部に入るとき・・・「やや難」

令和1年10月

30問:人工通風のファン・・・「やや難」

34問:ボイラー検査証の再交付・・・「やや難」

39問:貫流ボイラー・・・「やや難」

平成31年4月

30問:人工通風のファン・・・「やや難」

34問:ボイラー検査証の再交付・・・「やや難」

39問:貫流ボイラー・・・「やや難」

平成30年10月

1問:熱・・・「やや難」

9問:水位検出器・・・「難」

12問:燃料油用遮断弁・・・「難」

19問:点火前点検・・・「やや難」

35問:鋼製ボイラー・・・「やや難」

平成30年4月

9問:水位検出器・・・「難」

12問:燃料油用遮断弁・・・「難」

19問:点火前点検・・・「やや難」

35問:鋼製ボイラー・・・「やや難」

令和3年度(2021年度)の登録販売者の受験生へ‐傾向チェックポイント

登録販売者試験は、だいたい似たり寄ったりで、そして、しばしば、他県の試験を“大いに参照した”問題が出ます。

以下に、先年度(令和2年度:2020年度)の東京都・関西広域連合・福岡県試験で気になったところを挙げていきます。

傾向把握の一環として、他の都道府県の方も、お目汚しください。

それでは、「生薬難化」と「医薬品の事例問題」「マイナー出題」、「新ひっかけ」などを見ていきます。

生薬難化

「生薬」が難化しており、これまで、あまり見られなかった論点が、“積極的”に出題されています。

次に、ストレートに「基原」が問われる選択肢があり、今後の定番になりそうです。

「注意事項のある生薬」

まず、「注意事項のある生薬」ですが、R2の「東京都」試験で、問われています。

第96問‐サイシン」です。

これまでの生薬の問題は、スタンダードな「名称‐効能」と「基原」くらいだったのですが、他のカタカナ成分同様に、「注意事項」までもが、問われるようになっています。

これまで出てない記述だからといって油断せず、「逆」に、出ていないところこそ、テキストで精読しておきましょう。

参考:登録販売者「注意事項」のある生薬のまとめ‐セネガ,オンジ,サイシン,センソ,ブシ,モクツウ,ボウイ,モッコウ

「日本薬局方のある生薬」

「日本薬局方のある生薬」が出題されています。

ときおり見られた論点ですが、R2の「東京都」試験にて…、

第72問‐センブリ」と…、

第79問‐コウカ」といった感じに出題されています。

日本薬局方での効能まで、押えておきましょう。

参考:日本薬局方のある生薬

生薬補足

このように、生薬では、新手の出題が増えています。

そこで、あまり出題されていない生薬の論点を、「登録販売者「その他の記載」のある生薬のまとめ」にまとめました。

余裕があれば、チェックしておいてください。

「ガチ基原」

これまで、「基原」が正面から問われることは、少なかったです。

「基原」が問われるにしても、ブシやジャコウなどのメジャー生薬であり、何とか、受験生も対応ができていました。

しかし、「ガチ基原」問題ともいうべき出題が、R2の「福岡県」試験の「第66問‐カノコソウ」にて出題されました。

この選択肢の解ける受験生は、ごく少数だったでしょう。

当該「ガチ基原」の出題が続くかどうかは不明です。

現状では、ブログの「基原と名称が同じ生薬一覧」くらいで、対応可能な基原だけは、押えておきましょう。

医薬品の事例問題

これまでの「医薬品」の出題は、シンプルなものが多く、単に「名称‐効能‐使用上の注意」を聞くものが多かったです。

たとえば、「○○は、××成分である」とか「○○は、××な人は使用を避ける必要がある」とかです。

しかし、最近では、新しい出題形式として、「事例問題」が定番化しています。

たとえば、「妊婦の方から質問があった」とか「持病のあるお年寄りが来客」といった感じで、実際の「実務」が意識された問題が増加しています。

事例問題」は、従来の医薬品の「知識問題」で、医薬品の適否を問うものですが、ケースに応じて、考えないといけません。

当該「事例問題」は、いい問題だし、実務にも有用なので、今後とも、増加すると思われます。

過去問等で遭遇したら、その出題形式をチェックするようにしてください。

マイナー出題

ご存知のとおり、「医薬品」は、年々難化しているわけですが、これまでに出なかった「マイナー」な出題に、備えるようにしてください。

これまでは、「試験に出ていない」テキストの記載は、「軽くチェック」するくらいで良かったのです。

しかし、昨今では、「試験に出ていない」マイナーなものほど、“狙われている”という感が強いです。

たとえば、R2の「東京都」試験の「第94問‐滋養強壮保健薬」です。

これまでは、「ビタミンなんたら」での出題が多く、ときどき、「別名」で問われていたのですが、これまで問われてなかった「ピリドキサールリン酸エステル」や「トコフェロール酢酸エステル」といった「別名」が、正面から出題されています。

テキストの読み込みが浅い受験生なら、討ち取られたはずです。

このように、「別名」ですらが、グイグイと攻めて来ています。

過去問演習の後は、テキストの「試験に出ていない細かい記述」を、意識して読み取って行きましょう。

新ひっかけ‐内服・外用

ずっこけた問題が、R2の「福岡県」試験の「第91問」で、出題されました。

内服薬と外用薬のある薬で、個々の成分の「内服‐外用」が問われています。

一種の「ひっかけ」ですが、これまでにないタイプです。

わたくし事ですが、初遭遇のときは、問題と解答のPDFの前で、15分ほど、ムムムと頭を捻り続けました。ホント、何が問題になっているのか、わからなかったのです。

こういう『手口』もあることを、把握しておきましょう。

漢方処方製剤

「漢方処方製剤」は、“ふつう”に、そこそこの数(7~8問)が出題されています。

丸々1問が漢方という問題は微減ですが、選択肢の1つとして、よく出題されるようになっています。

全国的に、今後も、この傾向が続くと思います。

漢方処方製剤の『全部をやれ!』とはいいませんが、最低でも…、

第1節:かぜ

同節:疳の薬(特に、小建中湯)

第6節:婦人薬

第14節:漢方処方製剤・生薬製剤

…の生薬くらいは、見ておきましょう。

上記4つの節の漢方処方製剤を見ておけば、「漢方で0点」という事態は、避けられるように思います。

参考:漢方処方製剤対策

法令‐ちょい応用問題

「法令」にて、気になる応用問題がありました。

R2の「東京都」試験の「第53問‐指定第2類医薬品」です。

これまで、ここまでの「応用」はなかったので、注意してください。

傾向変化については、ざっと斯くの如しです。

勉強方法や試験情報等については、「登録販売者の独学」をば、参考願います。

【改正により削除】登録販売者 漢方処方製剤の「幅広く応用できる」と「広く応用できる」と「幅広く用いることができる」のまとめ‐半夏厚朴湯,桔梗湯,響声破笛丸,大黄甘草湯,抑肝散,抑肝散加陳皮半夏

令和4年度の手引き改正により、 漢方処方製剤の体力規定(虚実)から、「幅広く応用できる」と「広く応用できる」と「幅広く用いることができる」の表記が削除されました。

「幅広く」ウンヌンは、もう試験には出ないので、憶えないようにしてください!

以下は、記録的・アーカイブ的なものとして、参考にしてください。

以下、削除論点

漢方処方製剤の攻略ページです。

漢方処方製剤の論点に、「体力規定(虚実)」がありますが、そのなかで、「幅広く応用できる」と「広く応用できる」という、独特の表記があります。

加えて、「幅広く用いることができる」という表記のものもあります。

選択肢判別の大きなキーとなるほか、あまり数がないので、押えるのもカンタンです。

幅広く応用できる

体力規定で「“幅”広く“応用”できる」と表記されるのは、「1つ」しかありません。

それは、「呼吸器官に作用する薬」の「鎮咳去痰」の「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」です。

当該「“幅”広く“応用”できる」は、「半夏厚朴湯」にしか出てきません。

よって、問題文にて、「“幅”広く“応用”できる」とあれば、その時点で、「半夏厚朴湯」と、即答すればいいってな次第です。

なお、当該「半夏厚朴湯」ですが、体力規定は、「体力中程度」です。

「半夏厚朴湯」の体力規定を抜粋すると、「体力中等度をめやすとして、幅広く応用できる」となっています。

さて、「半夏厚朴湯」ですが、○×問題やポイントをまとめた「漢方処方製剤‐半夏厚朴湯」も、一読願います。

広く応用できる

先とは、「幅」がないだけですが、「広く応用できる」と表記される漢方処方製剤が「4つ」あります。

1つ目は、「呼吸器官に作用する薬」の「鎮咳去痰」の「甘草湯(かんぞうとう)」です。

手引きには、「体力に関わらず広く応用でき」と、記載されています。

そして、2つ目・3つ目は、「呼吸器官に作用する薬」の「喉の痛み」の「桔梗湯(ききょうとう)」と「響声破笛丸(きょうせいはてきがん)」です。

これは、手引きにて、「体力に関わらず広く応用できる。」と、表記されています。

そして、4つ目が、「胃腸に作用する薬」の「腸の不調」の「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)」です。

手引きには、「体力に関わらず広く応用でき」と、記載されています。

これらの表記は、選択肢判別の大きな武器となるので、押えてしまいましょう。

たとえば、「○○は、体力に関わらず広く応用できる。○○は何か?」という出題なら、即断に、先の薬を探せばいいわけです

また、先の「4つ」ですが、体力規定が「体力に関わらず」で共通しています。

よって、「広く応用できるとあれば、体力に関わらず」といった風に、まとめて憶えるといいでしょう。

参考:甘草湯

参考:桔梗湯

参考:響声破笛丸

参考:大黄甘草湯

くだらない憶え方

「桔梗湯」と「響声破笛丸」のくだらない憶え方ですが、「桔梗屋の笛は、ラップから盆踊りまで、広く応用できる」くらいに、見ておけばいいでしょう。

「甘草湯」と「大黄甘草湯」は、そのまんま憶えましょう。

幅広く用いることができる

先に見たものとは、少しだけ表記が異なりますが、「幅広く“用いる”ことができる」となっている漢方処方製剤があります。

「抑肝散」と「抑肝散加陳皮半夏」の「2つ」です。

「抑肝散」ですが、「体力中等度をめやすとして幅広く用いることができる」となっています。

んで、「抑肝散加陳皮半夏」は、「体力中等度をめやすとして“やや消化器が弱いものに”幅広く用いることができる」となっています。

ちょっとだけ違うので、注意してください。

参考:抑肝散

参考:抑肝散加陳皮半夏