令和5年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第23問目の解説。本問は、「重油の性質」の問題です。凝固点と流動点というあまり出ない語句が出題されています。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、確実に暗記しておきましょう。
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難易度は、「やや難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢Aの「重油の密度は、温度が上昇すると増加する。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「増加する」のところです。
重油を加熱すると、トロトロになって、流れがよくなります。
言うまでもなく、「密度」が「低下」しているからです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢Bの「流動点は、重油を冷却したときに流動状態を保つことのできる最低温度 で、一般に温度は凝固点より2.5°C高い。」ですが、正しい記述です。
小難しい選択肢です。
「流動点」の正しい記述です。
選択肢そのままですが、「流動点は、流動状態を保つことのできる最低温度」を、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢Cの「凝固点とは、油が低温になって凝固するときの最高温度をいう。」ですが、正しい記述です。
これまた、「凝固点」のそのとおりの記述です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。
「凝固点とは、油が低温になって凝固するときの最高温度」と、そのまんまを押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢Dの「密度の小さい重油は、密度の大きい重油より単位質量当たりの発熱量が 大きい」ですが、正しい記述です。
「密度の小さい重油」は、つまりは、「A重油」です。
A重油は、B重油やC重油と比べ、一番よく燃えますね。
よって、選択肢は、「正」となります。
「A」は「誤」です。
「B」は「正」です。
「C」は「正」です。
「D」は「正」です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:ボイラーの水循環・・・「ふつう」
2問:伝熱面、燃焼室及び燃焼装置・・・「ふつう」
3問:水管ボイラーの特徴・・・「ふつう」
4問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「ふつう」
5問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」
6問:水面測定装置・・・「ふつう」
7問:エコノマイザ・・・「ふつう」
8問:給水系統装置・・・「ふつう」
9問:圧力制御機器・・・「ふつう」
10問:自動制御・・・「ふつう」
11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。
12問:ボイラーのたき始め・・・「ふつう」
13問:ボイラー水の全部排出・・・「ふつう」
14問:脱酸素剤・・・「ふつう」
15問:ボイラー水の吹出し・・・「ふつう」。
16問:ボイラー水位の異常低下・・・「ふつう」
17問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。
18問:スートブロー・・・「ふつう」
19問:単純軟化法・・・「ふつう」
20問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」
21問:工業分析・・・「ふつう」
22問:液体燃料・・・「ふつう」。
23問:重油の性質・・・「ふつう」
24問:重油の加熱・・・「ふつう」
25問:油バーナ・・・「やや難」
26問:固体燃料と気体燃料・・・「ふつう」
27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」
28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
29問:通風・・・「ふつう」
30問:熱損失・・・「ふつう」
31問:ボイラー室・・・「ふつう」
32問:定期自主検査・・・「ふつう」
33問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製ボイラーの附属品・・・「ふつう」
35問:ボイラーを設置した者の検査・・・「ふつう」
36問:附属品の管理・・・「ふつう」
37問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
38問:ボイラー変更届・・・「ふつう」
39問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」
40問:自動的に燃料の供給を遮断する装置・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
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二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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