令和4年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第24問目の解説。本問は、「重油の性質」の問題です。「流動点」と「引火点」の数字が正面から問われています。これらが解けないと最終解答が導けません。確答の難しい選択肢です。復習だけはしておきましょう。
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本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
小難しいb「流動点」とC「引火点」の選択肢は、解けないと思います。
復習だけはしておきましょう。
選択肢Aの「重油の密度は、温度が上昇すると増加する。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「増加する。」のところです。
正しくは、「低下する。」です。
密度が低下するからこそ、重油に過熱すると、ドロドロ状態から、さらさら状態に変化するわけです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢Bの「流動点は、重油を冷却したときに流動状態を保つことのできる最低温度 で、一般に温度は凝固点より2.5℃高い。」ですが、正しい記述です。
難しい選択肢です。
「流動点」というあまりでない語句が正面から問われています。
当該流動点ですが、選択肢いうように、「重油を冷却したときに流動状態を保つことのできる最低温度 で、一般に温度は凝固点より2.5℃高い」ものです。
今後の出題(問題の使い回し)に備えて、解けるようにはなっておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢Cの「重油の実際の引火点は、一般に100℃前後である。」ですが、正しい記述です。
これも、難しいです。
“こういうもの”として憶えるしかありません。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、重油の引火点は、乙4等では、「70 ℃以上200 ℃未満」とされています。
選択肢Dの「密度の小さい重油は、密度の大きい重油より単位質量当たりの発熱量が 大きい」ですが、正しい記述です。
いわゆる、A重油(密度の小さい重油=さらさらした重油)は、C重油(密度の大きい重油=ドロドロした重油)より、発熱量が大きいです。
基本論点なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「正しいものの組合せはどれか?」です。
「A」は「誤」です。
「B」は「正」です。
「C」は「正」です。
「D」は「正」です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:飽和水・飽和蒸気・・・「ふつう」
2問:ボイラーの容量及び効率・・・「ふつう」
3問:ボイラーの水循環・・・「ふつう」
4問:伝熱管に分類されないもの・・・「難」
5問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」
6問:計測器・・・「ふつう」
7問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
8問:ボイラーの給水系統装置・・・「ふつう」
9問:エコノマイザ・・・「ふつう」
10問:温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品・・・「やや難」
11問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。
12問:スートブロー・・・「ふつう」
13問:脱酸素剤・・・「ふつう」
14問:ボイラー水の吹出し・・・「ふつう」
15問:キャリオーバ・・・「ふつう」。
16問:ボイラー水位が安全低水面以下・・・「ふつう」
17問:ボイラーの内面清掃・・・「ふつう」。
18問:単純軟化法・・・「ふつう」
19問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」
20問:ボイラーの点火前の点検・準備・・・「ふつう」
21問:引火点・・・「ふつう」
22問:ボイラーの油バーナ・・・「ふつう」。
23問:燃料の燃焼・・・「ふつう」
24問:重油の性質・・・「難」
25問:石炭燃焼と重油燃焼・・・「ふつう」
26問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」
28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」
30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」
31問:法定検査・・・「やや難」
32問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
33問:ボイラー室・・・「ふつう」
34問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」
35問:伝熱面積計算・・・「やや難」
36問:鋳鉄製ボイラーの附属品・・・「ふつう」
37問:設置・変更時の届け出・・・「ふつう」
38問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」
39問:ボイラー室の掲示事項・・・「ふつう」
40問:附属品の管理・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
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二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
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