第6問は、「鋳鉄製ボイラー」の問題です。少々、傾向の異なる問題です。テキストにあまり出てこないものが問われているので、落としても仕方がないです。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やや難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
過去にあまり出題実績のない論点です。
難しくはなく、常識的に判断できるものが多いです。
今後の出題に備えて、選択肢と答えとを、憶えてしまいましょう。
選択肢1の「蒸気ボイラーの場合、その使用圧力は0.1MPa以下に限られる。」ですが、正しい記述です。
「鋳鉄製ボイラー」の蒸気ボイラーなので、「使用圧力は0.1MPa以下」となります。
なお、温水ボイラーだと、「使用圧力は0.5MPa以下、温水温度120度以下」となります。
「穴埋め問題」でも問われるので、数字は、ガチ暗記しましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「暖房用蒸気ボイラーでは、重力循環式の場合、給水管はボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける」ですが、誤った記述です。
いろいろ間違っている選択肢です。
給水管ですが、ボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付けません。
「ボイラー本体の安全低水面の位置」に取り付けるのは、「返り管」です。(なお、返り管は、ボイラー本体に直接取り付けません。)
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、返り管は、安全低水面以下150mm以内の高さに取り付ける」ですが、正しい記述です。
法によってこう定められているので、“このようなもの”として、押えておきましょう。
数字の「ポンプ循環方式・・・安全低水面以下150mm以内の高さ」は、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「ウェットボトム式は、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっている」ですが、正しい記述です。
「ウェットボトム式」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。基本問題です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「鋼製ボイラーに比べ、熱による不同膨張によって割れが生じやすい」ですが、正しい記述です。
鋳鉄はもろいので、熱による不同膨張によって、割れが生じやすいです。
よって、鋳鉄製ボイラーは、鋼製ボイラーに比べると、強度が低いです。
よく出るので押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:ボイラーの構造・・・「ふつう」
2問:丸ボイラーの特徴・・・「ふつう」
3問:計測器・・・「ふつう」
4問:ステー・・・「ふつう」
5問:ボイラー構造・・・「ふつう」
6問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」
7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」
8問:エコノマイザ・・・「ふつう」
9問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
10問:ドラム水位制御・・・「ふつう」
11問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。
12問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」
13問:酸洗浄・・・「ふつう」
14問:突然消火原因・・・「ふつう」
15問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。
16問:清缶剤・・・「ふつう」
17問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」。
18問:水面測定装置・・・「ふつう」
19問:スケール及びスラッジの害・・・「ふつう」
20問:キャリオーバ・・・「ふつう」
21問:液体燃料の供給装置・・・「ふつう」
22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。
23問:石炭の工業分析・・・「ふつう」
24問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」
25問:圧力噴霧式バーナ・・・「やや難」
26問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」
27問:ボイラー用気体燃料・・・「ふつう」
28問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」
30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」
31問:法定検査・・・「ふつう」
32問:鋼製ボイラー・・・「ふつう」
33問:検査及び検査証・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
35問:附属品の管理・・・「ふつう」
36問:鋼製ボイラーの水面測定装置・・・「ふつう」
37問:ボイラー取扱作業主任者の職務・・・「ふつう」
38問:ボイラー技士・・・「ふつう」
39問:定期自主検査・・・「ふつう」
40問:法定距離・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
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二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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