独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

登録販売者試験の足切り点の考え方

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

登録販売者試験には、各科目ごとに足切り点が設けられている。当該足切り点について考察する。結論から言うと、足切り点の存在については、正攻法で行く人なら気にする必要はない。

結論から言うと、ふつうに勉強している人なら、足切り点を気にする必要はないです。

正攻法の勉強をしていれば、足切り点を意識する必要はありませんが、幾ばくかの不安を抱いている方は、以下の雑文を一読願います。

足切り点の数字

登録販売者試験の合格基準は、7割得点の「84点」です。

しかし、採点基準がもう1つあって、各科目ごとに、4割または3.5割の足切り点が設けられています。

4割になるか、3.5割になるかは、都道府県によって違います。

20問出題の科目だと、20×0.4の「8問」を、または、20×0.35の「7問」を、最低でも正解しないと、不合格となります。

40問出題の「医薬品」では、足切り点は、40*0.4の「16問」か、40*0.35の「14問」と相なります。

理由考察‐捨て科目を防ぐ

公式で明言されてないので、わたしの推測ですが、足切り点の目的は、捨て科目を防ぐためかと思われます。

具体的な数字で見ていきましょう。

医薬品が一番面倒なわけで、仮に、医薬品を捨てるとしましょう。残る4科目に全力を注ぎます。

基本知識と人体で頑張って20点・20点の40点を確保します。法規と適正使用では、18点・18点の36点を確保します。

そうすると、「40+36」で「76点」が取れる計算となります。

合格点は、「84点」なので、「84-76」で、あと「8点」取れたらいいことになります。

医薬品の出題は40問です。すべて5択問題と仮定すると、1/5の20%の確率で正解を選べる確率となります。

そうすっと、40問掛ける20%は、「8問」となり、何1つ勉強しなくても、確率的に「8問」取れる可能性があります。

そうすっと、医薬品をぜんぜん勉強しなくても、84点取れて合格できてしまい、医薬品を全く知らない登録販売者が出てくるってな次第です。

20問科目

同じ理屈を20問科目で、たとえば、適正使用を捨てるとしましょう。

適正使用を捨て、その分の時間と労力を残り4科目に尽力すれば、基本知識で20点、人体で20点、法規で18点、医薬品は7割の28点くらいは取れます。

合計得点は、「86点」となり、しかも、適正使用でも確率で取れる点数があるので、最終得点は、もう少し増えることになります。

これまた、適正使用をまったく勉強しなくても合格できてしまう、ってな塩梅です。

医薬品を適切に使用する知識が全くない登録販売者は、やはり、問題ありと言わざるを得ません。

まとめ的なもの

登録販売者の足切り点は、上述のように、「捨て科目」を作って残る4科目だけ勉強する受験生を、排除するためかと思われます。

ですから、先述したように、ふつうに5科目を勉強する人にとっては、関係のない話となります。

ふつうに勉強してたら、足切り点に引っかかることはないです。よって、足切り点を気にする必要はないってな次第です。

捨て科目を作らない方がラク

結論から言うと、捨て科目を作るのは、効率が悪いです。

というのも、各科目には、定番問題や頻出論点が多々あり、それらを物にするだけで、6割程度の得点が可能だからです。

を作って、残る科目を完璧に仕上げるよりも、捨て科目を作らず、そこそこの労力で取れる問題で点数を稼いだ方がラクです。

1科目をまるまる捨てる方が、点数計算の上では“もったいない”です。捨て科目は、効率が悪すぎます。

特定の科目が本当にダメ・見るのも嫌・吐き気がするといった特別の理由がない限りは、科目を捨てないようにしましょう。

みんなとシェアする