第6問は、「送気系統装置」の問題です。少々、傾向の異なる問題です。テキストにあまり出てこないものが問われているので、落としても仕方がないです。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やや難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「主蒸気弁に用いられる玉形弁は、蒸気の流れが弁体内部でS字形になるため抵抗が大きい。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
よく「ひっかけ」で、「S字形になるため抵抗が“小さい”」などと変えられるので、注意してください。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢2の「バイパス弁は、発生蒸気の圧力と使用箇所での蒸気圧力の差が大きいとき、又は使用箇所での蒸気圧力を一定に保つときに設ける。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、主語部分の「バイパス弁」のところです。
正しくは、「減圧弁」です。
選択肢の説明は、「減圧弁」のものです。
選択肢のいう「バイパス弁」ですが、「バイパス回路に設置されている弁」とのことです。
当該バイパス弁は、テキストに載ってないと思われるので、深追いしなくていいです。
答えの方の「減圧弁」の定義を、テキストでチェックしておきましょう。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
選択肢3の「沸水防止管は、大径のパイプの上面の多数の穴から蒸気を取り入れ、蒸気流の方向を変えることによって水滴を分離するものである。」ですが、 正しい記述です。
沸水防止管ですが、気水分離機の一種で、選択肢のいう機能があります。
「炉筒鉛管ボイラー」などに用いられています。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢4の「バケット式蒸気トラップは、ドレンの存在が直接トラップ弁を駆動するので、作動が迅速かつ確実で、信頼性が高い。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢5の「長い主蒸気管の配置に当たっては、温度の変化による伸縮に対応するため、湾曲形、ベローズ形、すべり形などの伸縮継手を設ける。」ですが、正しい記述です。
「伸縮継手」の正しい記述です。
不安のある人は、テキストを精読しておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
本問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:温度及び圧力・・・「ふつう」
2問:伝熱・・・「ふつう」
3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
4問:超臨界圧力ボイラー・・・「ふつう」
5問:計測器・・・「ふつう」
6問:送気系統装置・・・「やや難」
7問:伝熱管・・・「難」
8問:給水系統装置・・・「ふつう」
9問:オンオフ式温度調節器・・・「やや難」
10問:附属品・・・「ふつう」
11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。
12問:水面測定装置の取扱・・・「ふつう」
13問:清缶剤・・・「やや難」
14問:蒸気圧力上昇時の取扱・・・「ふつう」
15問:ボイラー水の異常低下・・・「ふつう」。
16問:逆火・・・「ふつう」
17問:直接開閉形電磁弁・・・「難」。
18問:内面腐食・・・「ふつう」
19問:水位検出器の点検及び整備・・・「ふつう」
20問:キャリオーバ・・・「ふつう」
21問:重油の性質・・・「ふつう」
22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。
23問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
24問:重油の加熱・・・「ふつう」
25問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」
26問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
27問:大気汚染物質・・・「ふつう」
28問:石炭・・・「やや難」
29問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」
30問:1次空気・2次空気・・・「ふつう」
31問:附属品の管理・・・「やや難」
32問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」
33問:検査及び検査証・・・「ふつう」
34問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
35問:ボイラー変更届・・・「ふつう」
36問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
37問:鋳鉄製温水ボイラーの付属品・・・「難」
38問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」
39問:ボイラー技士・・・「やや難」
40問:ボイラー内部に入るとき・・・「やや難」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
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