これまでにない問題で、初見時は、ビックリするはずです。しかし、消去法で選択肢を絞ることができます。諦めないでください。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
テキストに載ってない器具が出ても、諦めないでください。
本問は、画像の知識で解くのではなく、選択肢の消去法で解く問題です。
先に答えを言うと、「イ」の「器具等を取り付けるための基準線を投影するために用いる」です。
まず、「ロ」ですが、これは、一発でダメだと消去できるはずです。
「照度を測定する」ものですが、これは、計測器でお馴染みの「照度計」です。
amazon参考:照度計
次に、「ニ」を見てみましょう。
「作業場所の照明ウンヌン」とありますが、写真を穿って見ても、蛍光灯的な“明るさ”を提供しそうにないです。
もっと言えば、この器具の最大の特徴である下部の「足」的なものは、照明の何に貢献するのか?と考えれば、不適切だと、消去できます。
悩むのは、「ハ」の「振動ウンウン」です。
しかし、よく考えてください。
この試験は、「第2種電気工事士」で、「電気工事」について、問われている試験です。
振動と電気、大いなる関係があるでしょうか?
また、「振動」に関して、電気工事上の注意事項などがテキストに載っていたでしょうか?
さらに、です。
なぜ、「振動」を計測する器具を、わざわざ、電気工事の試験で問う必要があるのでしょうか?
「ない」ですね。
こうした推測から、「ハ」も「違う」と消去できます。
さて、答えの「イ」ですが、「器具等の取り付け」とあります。
サドルやステップルなど、電線管やケーブルを、造営材に「取り付ける」器具は、筆記のテキストにありましたね。
こうした点から、「イ」が妥当だと考えられます。
わたしが調べた範囲ですが、写真の器具は、「レーザー墨出し器」かと思われます。
amazon参考:レーザー墨出し器
正解:イ
…と相なります。
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:抵抗計算・・・「やや難」。
2問:銅線の抵抗・・・「ふつう」。
3問:発熱量計算・・・「ふつう」。
4問:回路の力率・・・「やや難」
5問:Y(スター)結線・・・「難」。
6問:単相2線式回路・・・「ふつう」。
7問:三相3線式回路・・・「ふつう」。
8問:許容電流計算・・・「ふつう」。
9問:分岐回路の太さと許容電流・・・「ふつう」。
10問:分岐回路の設計・・・「ふつう」。
11問:ねじなしボックスコネクタ・・・「ふつう」。
12問:電線許容温度・・・「やや難」。
13問:コンクリートと金属管・・・「ふつう」。
14問:三相誘導電動機・・・「ふつう」。
15問:低圧進相コンデンサ・・・「ふつう」。
16問:材料写真鑑別・・・「ふつう」。
17問:器具写真鑑別・・・「ふつう」。
18問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。
19問:絶縁電線の接続・・・「ふつう」。
20問:電気工事総論・・・「やや難」。
21問:スイッチボックス・・・「ふつう」。
22問:D種接地工事・・・「ふつう」。
23問:電流減少係数・・・「ふつう」。
24問:測定器の用途・・・「ふつう」。
25問:絶縁抵抗測定・・・「ふつう」。
26問:接地抵抗値と絶縁抵抗値・・・「ふつう」。
27問:アナログ計器とデジタル計器・・・「ふつう」。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。
29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。
30問:電圧区分・・・「ふつう」。取る。
31問:引込線取付点・・・「ふつう」。
32問:電線図記号・・・「ふつう」。
33問:器具図記号・・・「ふつう」。
34問:図記号当て・・・「ふつう」。
35問:配線用遮断器の定格電流・・・「ふつう」。
36問:図記号当て・・・「ふつう」。
37問:接地抵抗値・・・「ふつう」。
38問:器具図記号当て・・・「ふつう」。
39問:最少電線本数・・・「難」。
40問:引掛形コンセントの図記号・・・「ふつう」。
41問:機器写真鑑別・・・「難」。
42問:スリーブ当て・・・「難」。
43問:使用されていないもの・・・「難」。
44問:ケーブル当て・・・「ふつう」。
45問:未使用工具当て・・・「ふつう」。
46問:未使用器具当て・・・「ふつう」。
47問:差込形コネクタ当て・・・「ふつう」。
48問:スリーブ当て・・・「難」。
49問:使用コンセント・・・「ふつう」。
50問:未使用スイッチ・・・「ふつう」。
憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。
独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。
教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2023年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2023 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 2023年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28
」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
で、進み具合や必要に応じて、独学の欠点を補う「ホーザン 合格クリップ」や、「ホーザン 合格ゲージ P-925
」、「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22
」、「ホーザン-HOZAN-合格マルチツール
」を追加投入してください。
以上で揃えれば、独学の環境としては、鉄壁です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
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先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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