令和5年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第31問目の解説。本問は、「廃止したボイラーの再設置」を問う問題です。許可・申請のこれまでにない難易度の出題です。ほぼ解けないと思いますが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習して、解けるようにはなっておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
「使用を廃止したボイラー(移動式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を再び 設置する場合」の届け出ですが、これは「使用検査」です。
よって、当該使用検査のない「(5)溶接検査 → 構造検査 → 落成検査」が、消去できます。
この選択肢だけは、消去してください。基本問題です。
次に、「構造検査」を見ていきましょう。
当該構造検査は、「ボイラーを製造した者」が受けるものです。
よって、問題文の言う「使用を廃止したボイラー(移動式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を再び 設置する場合」には、該当しません。
よって、「構造検査」の入っている「(3)使用検査 → 構造検査 → 設置届」が消去できます。
さて、次の作業ですが、ここからは知識がないと解けないです。
「使用検査」の後は、「設置届」を出します。
その後に、「落成検査」を申請することになります。
よって、「(4)使用検査 → 設置届 → 落成検査」が答えとなります。
こうした検査・届け出の出題は、初めてかと思います。
先に述べたように、正解は難しいです。わたしも???でした。
テキストに図があるはずです。今後の出題に備えて、押えておきましょう。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
サブ機として、試験後も活躍するはずです。
amazon参考‐Fire HD
二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
★みんなとシェアする