二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年4月の第6問は、「計測器」の問題です。選択肢Dが少々難しいですが、これ以外は、定番論点ばかりです。ぎりぎりまで選択肢を絞ってから最終解答を導いてください。
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本問のレベルは「やや難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢の「面積式流量計は、垂直に置かれたテーパ管内を流体が下から上に流れる と、フロートが上下し、その際のテーパ管とフロートの間の環状面積がそ の流量に比例することを利用している。」ですが、正しい記述です。
「面積式流量計」の正しい記述です。
過去にもこのまんまの記述が出ているので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢の「容積式流量計は、ケーシングの中で、だ円形歯車を2個組み合わせ、こ れを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数の二乗に比例 することを利用している。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「回転数の二乗に比例」のところです。
正しくは、「回転数に比例」です。
「容積式流量計」も、よく出ます。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢の「差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と 出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。」ですが、正しい記述です。
「差圧式流量計」の正しい記述です。
キーワードの「流量の二乗に比例する圧力差」は、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢の「U字管式通風計は、ドラフトを測定するもので、炉内圧の測定はできな い。」ですが、誤った記述です。
小難しい選択肢です。
U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示すものです。
煙道等で使われるほか、炉内圧力も計測できます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、ドラフトとは、「通風力」のことです。
設問は、「正しいものの組み合わせはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
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二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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