2問‐令和5年4月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2問は、「伝熱面、燃焼室及び燃焼装置」の問題です。これまであまり出なかった語句が選択肢の1つで正面から問われています。残りの選択肢は、基礎的なものですが、テキストを精読してないと、正誤の判定が付かないです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

2問‐伝熱面、燃焼室及び燃焼装置

 

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 本問のレベルは「やや難」です。

 こういう問題を落とさないようにしましょう。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 選択肢1の「燃焼室に直面している伝熱面は接触伝熱面、燃焼室を出たガス通路に配置 される伝熱面は対流伝熱面といわれる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「接触伝熱面」のところです。

 正しくは、「放射伝熱面」です。

 問題文には、「燃焼室に直面している」とあるので「放射伝熱面」となります。

 なお、後半部分の「燃焼室を出たガス通路に配置 される伝熱面は対流伝熱面といわれる」は、正しい記述です。

 んで、当該「対流伝熱面」ですが、その別名が「接触伝熱面」です。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。ヤヤコシイところなので、整理して憶えましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「燃焼室は、燃料を燃焼させ、熱が発生する部分で、火炉ともいわれる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭 にはバーナが、一般固体燃料には火格子が用いられる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 なお、選択肢の言う「一般固体燃料」ですが、石炭などが該当します。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火・燃焼させ、発生する可燃性ガ スと空気との混合接触を良好にして、完全燃焼を行わせる部分である。」ですが、正しい記述です。

 これまた、そのとおりの記述です。

 「完全燃焼を行わせる部分」がキーワードなので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択肢5の「加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になっている。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 まあ、「加圧」するのですから、気密がよくないと意味なくなってしまいますよね。難しく考えないで、解答してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 設問は、「誤っているものはどれか?」です。

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「正」です。

 正解:1

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

令和5年4月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:ボイラーの水循環・・・「ふつう」

 2問:伝熱面、燃焼室及び燃焼装置・・・「ふつう」

 3問:水管ボイラーの特徴・・・「ふつう」

 4問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「ふつう」

 5問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」

 6問:水面測定装置・・・「ふつう」

 7問:エコノマイザ・・・「ふつう」

 8問:給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:圧力制御機器・・・「ふつう」

 10問:自動制御・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。

 12問:ボイラーのたき始め・・・「ふつう」

 13問:ボイラー水の全部排出・・・「ふつう」

 14問:脱酸素剤・・・「ふつう」

 15問:ボイラー水の吹出し・・・「ふつう」。

 16問:ボイラー水位の異常低下・・・「ふつう」

 17問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。

 18問:スートブロー・・・「ふつう」

 19問:単純軟化法・・・「ふつう」

 20問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:工業分析・・・「ふつう」

 22問:液体燃料・・・「ふつう」。

 23問:重油の性質・・・「ふつう」

 24問:重油の加熱・・・「ふつう」

 25問:油バーナ・・・「やや難」

 26問:固体燃料と気体燃料・・・「ふつう」

 27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」

 28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」

 29問:通風・・・「ふつう」

 30問:熱損失・・・「ふつう」

法令10問

 31問:ボイラー室・・・「ふつう」

 32問:定期自主検査・・・「ふつう」

 33問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」

 34問:鋳鉄製ボイラーの附属品・・・「ふつう」

 35問:ボイラーを設置した者の検査・・・「ふつう」

 36問:附属品の管理・・・「ふつう」

 37問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」

 38問:ボイラー変更届・・・「ふつう」

 39問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」

 40問:自動的に燃料の供給を遮断する装置・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

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二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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