独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

登録販売者 駆虫薬の回虫・蟯虫の憶え方と語呂合わせ‐カイニン酸・サントニン・ピペラジンリン酸塩・パモ酸ピルビニウム

「駆虫薬」ですが、頻出論点に、「回虫に効くか?蟯虫に効くか?」があります。

カンタンな語呂合わせや、くすぐり的なフレーズで憶えられるので、活用してください。

サントニン

サントニン」ですが、ですが、「回虫」に効果のある駆虫薬です。

手引きには、「回虫自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる」とあります。

当該サントニンの回虫ですが、「解散」くらいに憶えてしまいます。

「解散」ですが、「カイサン」です。

「カイ」は、「回虫(カイチュウ)」の「カイ」です。

「サン」は、言わずもがな、「サントニン」の「サン」です。

解散」の一言で憶えてしまいましょう。

なお、当該サントニンは、「自発運動を抑える作用」が効能です。

んなもんで、「自発的解散」くらいに憶えるのも、一手です!

なお、当該サントニンですが、「肝臓病」の人が「相談すること」なので、ここまで押えておきましょう。「適正使用」で、よく出ています。

カイニン酸

カイニン酸」ですが、「回虫」に効果のある駆虫薬です。

当該の回虫・蟯虫の別は、カンタンです。

手引きには、「回虫痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。」とあります。

「カイニン酸」の「カイ」と、回虫の「カイ」を繋げて憶えれば、それでおしまいです。

カイニン酸のカイは、回虫のカイ」と憶えましょう。

なお、本試験では、「痙攣を起こさせる作用」のところが出ます。

解任(カイニン)されて痙攣」くらいで、押えてしまいましょう。

ピペラジンリン酸塩

ピペラジンリン酸塩」ですが、「回虫と蟯虫」に効果のある駆虫薬です。

手引きには、「アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる」とあります。

くだらない語呂ですが、「オペラ業界」で、無理から憶えてしまいます。

「オペラ」の「ペラ」は、「ピペラジンリン酸塩」の「ペラ」です。

「業界」は、「ぎょう・かい」で、そのまんまですが、蟯虫と回虫に該当します。

個人的には、なかなかに悪くない語呂だと思います。

なお、作用の「運動筋を麻痺させる作用」は、自力で憶えてください。

先の語呂合わせと掛けて、「麻痺したオペラ業界」とか、「マーヒーなオペラ業界」くらいにアレするといいでしょう。

パモ酸ピルビニウム

パモ酸ピルビニウム」ですが、「蟯虫」に効果のある駆虫薬です。

手引きには、「蟯虫呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる」とあります。

語呂は、自信作です!

ルビがいる方」と憶えます。

「ルビ」は、「パモ酸ピルビニウム」の「ルビ」です。

「いる方」ですが、そのまんま、「ルビ」が必要な方を意味します。

回虫と蟯虫、どちらに「ルビ」が要るでしょうか?

言うまでもなく、「蟯虫(ぎょうちゅう)」の方ですね。配偶者なら読めないですよ。

こんな次第で、「パモ酸ピルビニウム」は、「ルビがいる方で、蟯虫」と憶えるってな次第です。

なお、作用の「呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用」のところは、自力で憶えてください。

登録販売者 みずむしの抗真菌成分(シクロピロクスオラミン、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、ピロールニトリン、トルナフタート、エキサラミド)の憶え方

みずむしの抗真菌成分の「シクロピロクスオラミン」以下のマイナー成分が全国的に出題されるようになっています。

マイナー成分ですが、余裕があれば、押えておきたいです。

とはいえ、当該論点は、費用対効果がそれほどではないので、このページを「お気に入り」に入れておいて、終盤あたりで、押えればいいでしょう。

なお、姉妹ページは、「みずむしの抗真菌成分(イミダゾール系の抗真菌成分、アモロルフィン塩酸塩、ブテナフィン塩酸塩、テルビナフィン塩酸塩)の語呂合わせ」です。参考にしてください。

シクロピロクスオラミン

「みずむし」の抗真菌成分の「シクロピロクスオラミン」ですが、憶え方としては、「クロネコ輸送」があります。

当該成分は「皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える」効能があります。

先の憶え方の「クロネコ輸送」の詳細ですが…、

「クロネコ」の「クロ」が「シクロピロクスオラミン」の「クロ」です。

「輸送」は、「輸送機能」の「輸送」です。

名称の「クロ」を、クロネコヤマトでイメージすることで、「輸送機能」の文言が憶えやすくなります。

抗真菌成分では効能が問われるので、上述した「クロネコ輸送」を憶えるだけで、選択肢の判別が可能になるはずです。

ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛

ウンデシレン酸」と「ウンデシレン酸亜鉛」ですが、両者とも「患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える」効能です。

名称にある「酸」の文字に意識して、「患部を“酸性”は、ウンデシレン“酸”の酸」くらいに認識すれば、効能をすぐ憶えられるかと思います。

ピロールニトリン

ピロールニトリン」の効能は、「菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える」です。

憶え方としては、「ニトリの太鼓」です。

「ニトリ」は、「ピロールニトリン」です。

「太(たい)」は、「謝」の「たい」です。

「鼓(こ)」は、「吸」の「こ」です。

ニトリで実際に太鼓を打ってそうなので、イメージはしやすいと思います。

試験的には、名称と効能を問うのが精いっぱいなので、「ニトリの太鼓」で、十分な対策となるはずです。

その他‐トルナフタート、エキサラミド

手引きには、その他の抗真菌成分として、「トルナフタート、エキサラミド」が挙げられています。

本試験の傾向は「聖域なし」とはいえ、流石に、「トルナフタート、エキサラミド」の両成分は、捨ててよいと思います。

みずむし以外に出てきませんし、効能も書かれていないので、あまり重要ではないと思われます。捨てましょう。

個人的には、この2つの成分を暗記するくらいなら、「生薬」で唯一の抗真菌成分の「モクキンピ」を、憶えましょう。絶対にこっちの方が出ます。

まとめ

以上、「みずむし」の抗真菌成分のシクロピロクスオラミン、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、ピロールニトリン、トルナフタート、エキサラミドの憶え方を見てきました。

このページのくだらない憶え方で、選択肢の1~2個は、つぶせるかと思います。

基本的に、バカバカしい内容なので、細切れ時間等で消化してください。

なお、「みずむしの抗真菌成分(イミダゾール系の抗真菌成分、アモロルフィン塩酸塩、ブテナフィン塩酸塩、テルビナフィン塩酸塩)の語呂合わせ」も、参考にしてください。

登録販売者 「適正使用」の「相談すること」の生薬の語呂合わせとまとめ‐カンゾウ、マオウ

「適正使用」のいわゆる「医薬品的な問題」に登場する「生薬」のうち、「相談すること」に該当するものをまとめています。

こういうとアレなのですが、「相談すること」は、「使用しない」に比べて、実に煩雑でキツイです。

時間の余裕のない人は、「後回し」か、「捨て問」でよいかと思います。自分の進捗を踏まえて、やるかやらないかと決めてください。

まあ、「相談すること」の「生薬」は、カンゾウとマオウの2つだけなので、このページを「お気に入り」に入れておいて、細切れ時間で、何度も目を通すのも一手です。

なお、姉妹ページの「使用しない 生薬」も、参考にしてください。

本試験対策

結論から言うと、本試験にて、たとえば、「相談することになっている“生薬”はどれか?」という出題があったなら、「カンゾウかマオウを選ぶ」ってな塩梅です。

先に見たように、「相談すること」の「生薬」は、カンゾウとマオウの2つだけなので、試験的には、先の2つの生薬さえ頭に入れて、細々したことは「捨てる」ってな塩梅です。

時間に余裕のない人は、「相談すること…カンゾウとマオウだけ」と、憶えましょう。これだけでも、点数可能性は、かなりアップします。

相談すること‐カンゾウ

カンゾウ」ですが、「相談すること」では…、

高齢者

むくみ

高血圧

心臓病

腎臓病

…に登場します。

下らない語呂ですが、「新高校G組(しんこうこうGくみ)」くらいに憶えてしまいます。

「新(しん)」は、「心臓病(しんぞうびょう)」です。

「高(こう)」は、「高齢者(こうれいしゃ)」です。

「校(こう)」は、「高血圧(こうけつあつ)」です。

「G(ジー)」は、「腎臓病()んぞうびょう」です。

「組(くみ)」は、「むくみ」です。

語呂そのものはいいので、カンゾウの「相談すること」は、「新高校G組(しんこうこうGくみ)」で押えるのも一手です。

カンゾウ‐理由

理由ですが、厳しいなら後回しか捨ててください。

高齢者」と「むくみ」は、「偽アルドステロン症を生じやすいため」です。

高血圧」は、「大量に使用するとナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こり、むくみ(浮腫)等の症状が現れ、高血圧を悪化させるおそれがあるため。」です。

心臓病」は、「大量に使用するとナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こり、むくみ(浮腫)等の症状が現れ、心臓病を悪化させるおそれがあるため。」です。

腎臓病」は、「大量に使用するとナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こり、むくみ(浮腫)等の症状が現れ、腎臓病を悪化させるおそれがあるため。」です。

カンゾウの無理論点‐薬の表記

以下に述べるカンゾウの薬の別は、無理に押さえなくていいです。

なお、「高齢者」の場合、「グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸又はカンゾウが配合された内服薬、外用痔疾用薬(坐薬、注入軟膏)(略)」が対象となっています。

そして、「心臓病」の場合は、「グリチルリチン酸の塩類、カンゾウ又はそのエキス(略)」が対象となっています。

んで、「むくみ」以下は、「グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸、カンゾウ(略)」となっています。

上記薬の別まで押さえるのは酷なので、本当にざっくりでいいです。

「カンゾウ入りのうち、どういう薬が対象か」が問われたら、解ける受験生は皆無かと思います。

相談すること‐マオウ

マオウ」ですが、「相談すること」では…、

高齢者

排尿困難

甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症

高血圧

心臓病

糖尿病

…に登場します。

下らない語呂ですが、「高校の後輩が心頭滅却(こうこうのこうはいがしんとうめっきゃく)」です。

「高(こう)」は、「高齢者(こうれいしゃ)」です。

「校(こう)」は、「甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症(こうじょうせん)」です。

「後(こう)」は、「高血圧(こうけつあつ)」です。

「輩(はい)」は、「排尿困難(はいにょうこんなん)」です。

「心(しん)」は、「心臓病(しんぞうにょう)」です。

「頭(とう)」は、「糖尿病(とうにょうびょう)」です。

下らない語呂で、まずは、これらを押えてしまいましょう。

正直言うと、ここまで押さえられたら、「できることはすべてやった」と言っていいでしょう。

甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症について

「甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症」ですが、「甲状腺疾患」とは区別してください。

マオウは、当該甲状腺疾患については、「相談すること」の対象となっていません。

マオウは、あくまで、「甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症」が「相談すること」です。

選択肢の1つに、「甲状腺疾患」が出てきたことがあるので、注意してください。

ちなみに、「甲状腺疾患」が「相談すること 」なのは、「ポビドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素等のヨウ素系殺菌消毒成分が配合された口腔咽喉薬、含嗽薬」です。できたら、チェックしておきましょう。

マオウ‐高齢者

先に見たように、「マオウ」は、「高齢者」が「相談すること」となっています。

以下に述べる「理由」や「薬の別」は、ここまでやるのは酷なので、ざっくり見ておけばいいでしょう。わたしなら捨てます。

理由は、「心悸亢進、血圧上昇、糖代謝促進を起こしやすいため。」です。

当該マオウの薬の別ですが、「高齢者」においては、「メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、プソイドエフェドリン塩酸塩、トリメトキノール塩酸塩水和物、メトキシフェナミン塩酸塩等のアドレナリン作動成分又はマオウが配合された内服薬、外用痔疾用薬(坐薬、注入軟膏)」と表記されています。

ざっくり見ておけばいいでしょう。

マオウ‐排尿困難

「マオウ」は、「排尿困難」の症状のある人が「相談すること」となっています。

以下の「理由」や「薬の別」は、ざっくり見ておけばいいでしょう。わたしなら捨てます。

理由は、「排尿筋の弛緩と括約筋の収縮が起こり、尿の貯留を来すおそれがあるため。特に、前立腺肥大症を伴っている場合には、尿閉を引き起こすおそれがあるため。」です。

そして、「排尿困難」においては、「構成生薬としてマオウを含む漢方処方製剤」が対象となっています。ざっくり見ておいてください。

マオウ‐甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症

「マオウ」は、「甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症」の基礎疾患のある人が「相談すること」となっています。

以下は、ざっくりでいいです。

理由は、「甲状腺機能亢進症の主症状は、交感神経系の緊張等によってもたらされており、交感神経系を興奮させる成分は、症状を悪化させるおそれがあるため。」です。

ここは、出題実績のあるところです。

過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、当該「マオウ…甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症…相談すること」だけは、ピンポイントに押えておきましょう。

なお、「理由」の「交感神経」のところは、注意してください。

他県にて、「交感神経」が「“”交感神経」に変えられて出題されていました。

「適正使用」でも、登録販売者試験おなじみの出題があるので、頭の片隅に置いておきましょう。

さて、薬の別ですが、当該論点では、「マオウ」のみの表記となっています。

マオウ‐高血圧

「マオウ」は、「高血圧」の基礎疾患のある人が「相談すること」となっています。

理由は、「交感神経興奮作用により血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため。」です。

高血圧では、薬の別は、「マオウ」のみの表記となっています。

ざっくりでいいです。

マオウ‐心臓病

「マオウ」は、「心臓病」の基礎疾患のある人が「相談すること」となっています。

理由は、「心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させるおそれがあるため。」です。

薬の別は、「マオウ」のみの表記となっています。

マオウ‐糖尿病

「マオウ」は、「糖尿病」の基礎疾患のある人が「相談すること」となっています。

理由は、「肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の症状を悪化させるおそれがあるため。」です。

糖尿病においても、薬の別は、「マオウ」のみの表記となっています。

これも、ざっくりでいいです。

「相談すること 生薬」は、以上です。

個人的なことを言うと、試験的には、「後回し」でよいかと思います。

他の論点が既に学習済みで、プラス1~2点を底上げしたいという実力者の人に、お勧めする論点です。

姉妹ページの「使用しない 生薬」も、一読願います。