独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第2種電気工事士 学科 電気工事の屈曲半径の憶え方

第2種電気工事士の学科の「電気工事」に出てくる「屈曲半径の数字」は、群を抜いた出題率なので、ガチで押えておきましょう。

当該屈曲半径は、一般問題・配線図の両方で出るので、費用対効果も高いです。

当該屈曲半径ですが、主に、ケーブル工事・金属管工事・合成樹脂管化工事・金属製可とう電線管工事に出てくる数字です。

先の工事では、屈曲半径は、管内径(ケーブル工事は、ケーブルの外径)の「6倍以上」となっています。

試験では、当該6倍以上の数字が出るわけですが、憶え方は、実にカンタンです。

屈曲半径をもじって、「曲げ半径(ま・げ・は・ん・け・い)」くらいに把握します。

んで、「曲げ半径(ま・げ・は・ん・け・い)の“6”文字で、“6”m」ってな感じで憶える、ってな次第です。

屈曲半径を、「曲げ半径(ま・げ・は・ん・け・い)」ともじるだけで、大半の問題・選択肢は、判断できるかと思います。

参考:独学のオキテ サイト内検索:第2種電気工事士 過去問 屈曲半径

補足

さて、以下は、面倒なら読み飛ばしてもらって結構です。

屈曲半径ですが、ケーブル工事は、ケーブルの“外径”が基準です。

対して、金属管工事・合成樹脂管化工事・金属製可とう電線管工は、管の“内径”が基準となっています。

実際問題として、本試験で当該外径・内径のところが問われたことは、「ない」です。

んなもんで、こんな細かいところまでは、押さえなくていいと思います。

ただ、「ひっかけ」の可能性を捨てきれないのと、電線管の表記で外径・内径が問われたことがあるので完全に無視できないのです。

参考:サイト内検索:電線管 過去問

不安な人は、このページを「お気に入り」に入れておいて、本試験直前で、チェックを入れてください。

補足‐以上

大丈夫と思いますが、老婆心ながら述べ置きます。

屈曲半径は、「以上」です。

「以下」ではないです。

似たような数字に、「支持点間」がありますが、これは、「以下」です。

以下・以上のところが問われることは、まず「ない」と思いますが、「ひっかけ」の出題の可能性を捨てきれないので、一応、見ておきましょう。

たとえば、「金属管工事の屈曲半径は、6倍“以下”である」とかの選択肢が出ても、判断できるようになっておきましょう。

第2種電気工事士 学科 電気工事の支持点間の憶え方

第2種電気工事士の学科の「電気工事」では、「支持点間」の数字は、実によく出ます。

参考:サイト内検索:支持点間 過去問

当該「支持点間」の数字が出てくるのは、合成樹脂管工事、ケーブル工事、金属ダクト工事、ライティングダクト工事、ショーウィンドです。

この中で、真っ先に押さえておくべきは、「合成樹脂管工事」と「ケーブル工事」の2つです。一番よく出ます。最優先して押さえてください。

対して、残る金属ダクト工事、ライティングダクト工事、ショーウィンドも、本試験に出ることには出ますが、出題実績は、そう「ない」です。

これらは、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えればいいでしょう。

憶え方‐合成樹脂管工事

「合成樹脂管工事」の支持点間は、「1.5m以下」となっています。

当該1.5ですが、「合成イチゴ」くらいに、頭に入れたらいいでしょう。

言うまでもなく、「合成」は、「“合成”樹脂管工事」の「合成」です。

「イチゴ」は、「“1・5”」の「イチ・ゴ」です。

憶え方‐ケーブル工事

「ケーブル工事」の支持点間は、「2m以下(接触防護措置を施し垂直に配線なら6m以下)」となっています。

2mと6mの両方を押さえるには、「ブルって2浪」くらいに憶えます。

ブルは、ケー“ブル”工事のブルです。

2浪ですが、2はそのまんま「2m」で、浪は「6」のロクをもじったものです。

あまりいい語呂ではないですが、「ブルって2浪」は、頭に残るかと思います。

以上の2つを憶えていたら、多くの問題・選択肢を解けるように思います。

補足‐他の工事

ライティングダクト工事の支持点間は、「2m以下」です。野球をイメージして「ライトは2番」くらいに押えておきましょう。

金属ダクト工事の支持点間は、「3m以下」です。ダ・ク・トの3文字で「3m」と押えればいいでしょう。

ショーウィンドの支持点間は、「1m以下」です。「地域No1ショー」くらいに押さえればいいでしょう。

まあ、これらは、あまり出ないので、先述したように、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験の直前で、ざざっと見ておけばいいでしょう。

補足‐以下

大丈夫と思いますが、老婆心ながら述べ置きます。

支持点間は、「以下」です。

「以上」ではないです。

当該電気工事に出てくる数字に、「屈曲半径」がありますが、これは、「以上」です。

以下・以上のところが問われることは、まず「ない」と思いますが、「ひっかけ」の出題の可能性を捨てきれないので、一応、見ておきましょう。

たとえば、「ケーブル工事の支持点間は、2m“以上”である」とかの選択肢が出ても、即、「×」と判断できるようになっておきましょう。

第2種電気工事士 学科 法令 小規模発電設備のポイント列挙と予想問題

令和5年度の法改正で登場した「小規模発電設備」ですが、少々わかりにくいです。

テキストを見ても、???な方は、以下に列挙するポイントだけ押えておきましょう。

また、併せて、「小規模発電設備」の予想問題を挙げておきます。力試しに活用をば。

なお、数字等の憶え方は、「小規模発電設備の憶え方のコツ」を参考にしてください。

免状関係

「小規模発電設備」は、第2種電気工事士の免状で従事可能。

後述するように、「自家用電気工作物」扱いとなる「小規模事業用電気工作物」も、「小規模発電設備」に含まれるので、第2種電気工事士の免状で従事できる。

小規模発電設備の構成

「小規模発電設備」は、「一般用電気工作物」と「小規模事業用電気工作物」の2つから構成される。

先述したように、両者とも、第2種電気工事士で従事可能。

小規模発電設備の一般用電気工作物

「小規模発電設備」の「一般用電気工作物」に当たるものは…、

太陽電池発電設備で、出力10kw未満。」、

水力発電設備で、出力20kw未満。」、

内燃力発電設備、スターリングエンジン発電設備(作動ガスは不燃性ガス使用)、燃料電池発電設備(高分子型または固体酸化物型)、燃料電池自動車(家庭に給電するもの)で、出力10kw未満。

…のもの。

カンタンに言えば、低出力の太陽発電、ふつうの水力発電、ムズカシ系発電が該当する。

個々の発電設備の名称と、それに対応する数字(出力○○kw未満)を憶える必要がある。

ムズカシ系発電は、その括弧書き(作動ガスは不燃性ガス使用・高分子型または固体酸化物型・家庭に給電するもの等々)までは、押さえてなくていいと思われる。(2電工では、突っ込んだ出題は、ないと思われる。)

小規模発電設備の小規模事業用電気工作物

「小規模発電設備」のうち、「小規模事業用電気工作物」に該当するものは…、

太陽電池発電設備で、出力10kw以上50kw未満。

風力発電設備で、出力20kw未満。

…となっている。

当該「小規模事業用電気工作物」は、「事業用電気工作物」の「自家用電気工作物」に該当するが、第2種電気工事士で従事可能。

通常、「自家用電気工作物」は、第2種電気工事士では従事不可だが、例外的に、当該「小規模事業用電気工作物」は、自家用電気工作物ながら、第2種電気工事士で従事可能となっている

一般用電気工作物“等”

「一般用電気工作物“等”」は、従来の「一般用電気工作物」と「小規模事業用電気工作物」とが合わさったもの。

「一般用電気工作物“等”」は、第2種電気工事士で従事可能。

小規模発電設備の予想問題

以下に、これまでの試験傾向より予想される問題を挙げていきます。

最初は、???となりますが、3回くらい解くと、要領がわかってきます。最初は、しんどいですが、がんばってください。

予想問題1

「小規模事業用電気工作物は、一般用電気工作物である。」

答えは、「×」です。

小規模事業用電気工作物は、自家用電気工作物です。

予想問題2

「小規模事業用電気工作物は、自家用電気工作物のため、第2種電気工事士では工事ができない。」

答えは、「×」です。

小規模事業用電気工作物は、自家用電気工作物ですが、第2種電気工事士でも従事可能です。

小規模事業用電気工作物は、「一般用電気工作物“等”」という括りで扱われます。よって、2電工で工事可能です。

予想問題3

「水力発電設備で、出力20kw未満のものは、一般用電気工作物である。」

答えは、「○」です。

予想問題4

「水力発電設備で、出力30kw未満のものは、一般用電気工作物である。」

答えは、「×」です。

水力発電設備の場合、出力20kw未満のものが「小規模発電設備」の一般用電気工作物に該当します。

予想問題5

「風力発電設備で、出力20kw未満のものは、一般用電気工作物である。」

答えは、「×」です。

出力20kw未満の風力発電設備は、一般用電気工作物ではなくて、小規模事業用電気工作物となります。

当該小規模事業用電気工作物は、自家用電気工作物となっています。

予想問題6

「太陽電池発電設備で、出力10kw未満のものは、一般用電気工作物である。」

答えは、「○」です。

出力10kw未満の“小規模な”太陽電池発電設備は、設問の言うとおり、一般用電気工作物です。

対して、出力10kw以上50kw未満の太陽電池発電設備は、小規模事業用電気工作物で、自家用電気工作物です。

予想問題7

「太陽電池発電設備で、出力10kw以上50kw未満のものは、一般用電気工作物である。」

答えは、「×」です。

先の問題の解説で見たように、出力10kw以上50kw未満の太陽電池発電設備は、小規模事業用電気工作物で、自家用電気工作物です。

予想問題8

「太陽電池発電設備で、出力10kw以上50kw未満のものは、一般用電気工作物等である。」

答えは、「○」です。

かるい「ひっかけ」です。

設問には、「一般用電気工作物“”」とあります。

当該一般用電気工作物“”は、従来の「一般用電気工作物」と「小規模事業用電気工作物」とが合わさったものです。

出力10kw以上50kw未満の太陽電池発電設備は、小規模事業用電気工作物に該当しますから、「一般用電気工作物“”」に含まれます。

予想問題9

「太陽電池発電設備で、出力10kw以上50kw未満のものは、小規模発電設備である。」

答えは、「○」です。

設問の言うとおり、出力10kw以上50kw未満の太陽電池発電設備は、小規模発電設備です。扱いは、「小規模事業用電気工作物」です。

予想問題10

「出力10kw以上50kw未満の内燃力発電設備は、小規模発電設備である。」

答えは、「×」です。

ムズカシ系の内燃力発電設備が小規模発電設備扱いになるのは、「出力10kw未満」のときです。

ムズカシ系は、「出力10kw未満」と、まとめて憶えてしまいましょう。

予想問題11

「出力20kw未満のスターリングエンジン発電設備(作動ガスは不燃性ガス使用)は、小規模発電設備である。」

答えは、「×」です。

ムズカシ系のスターリングエンジン発電設備(作動ガスは不燃性ガス使用)は、「出力10kw未満」のときに、小規模発電設備扱いとなります。

予想問題12

「高分子型燃料電池発電設備で、出力10kw未満のものは、小規模発電設備で、一般用電気工作物扱いである。

答えは、「○」です。

出力10kw未満の高分子型燃料電池発電設備は、小規模発電設備で、一般用電気工作物です。

予想問題13

「固体酸化物型燃料電池発電設備で、出力10kw以上50kw未満のものは、小規模発電設備である。」

答えは、「×」です。

固体酸化物型燃料電池発電設備が小規模発電設備となるのは、「出力10kw未満のもの」です。

予想問題14

「燃料電池自動車(家庭に給電するもの)で、出力10kw以上のものは、小規模発電設備である。」

答えは、「×」です。

燃料電池自動車(家庭に給電するもの)が小規模発電設備となるのは、出力10kw“未満”のものです。

予想問題15

「燃料電池自動車(家庭に給電するもの)で、出力10kw以上のものは、小規模事業用電気工作物である。」

答えは、「×」です。

小規模事業用電気工作物に該当するのは、「太陽電池発電設備で、出力10kw以上50kw未満。」と「風力発電設備で、出力20kw未満。」です。