二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年4月の第8問目の解説。第8問は、空気予熱器の問題です。選択肢のうち2つが新手の出題で、難しいです。テキストにも、載ってないと思います。空気予熱器の定番の選択肢は、確実に取りましょう。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、落とした選択肢を復習しておきましょう。
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本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「燃焼ガスの余熱を用いる空気予熱器には、熱交換式と再生式がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、熱交換式と再生式は、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「熱交換式空気予熱器は、燃焼ガスにより加熱された伝熱エレメントが空気 側に移動し、空気を予熱するものである。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「伝熱エレメントが空気 側に移動し」のところです。この方式は、「再生方式」です。
熱交換式空気予熱器は、燃焼ガスの熱を伝熱面を隔てて、管壁を通して、空気側に移動させる空気予熱器です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「空気予熱器を設置すると、ボイラー効率が上昇する。」ですが、正しい記述です。
空気に熱が取られなくなるので、効率は良くなります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「空気予熱器を設置すると、燃焼状態が良好になる。」ですが、正しい記述です。
先も述べましたが、空気に熱が奪われないので、燃焼もよくなります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「空気予熱器を設置すると、窒素酸化物の発生量が増加することがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
燃焼温度が高まるので、窒素酸化物が増加するおそれがあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
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