50問‐H30の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 平成30年度(2018年度)宅地建物取引士:第50問は、「建物」の問題です。木造、集成木材構造、鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造といった、おなじみの論点で構成されています。基礎・基本的なものばかりなので、テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

50問‐建物

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 テキストレベルの問題です。

 常識を働かせば、解けるものが多いので、確実に、1点としましょう。

 落とせない問題なので、テキストの精読と、過去問演習を、怠らないでください。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 本問は、「不適当なもの」を選ぶ問題です。

 問題文には、別段、注意すべき設定はありません。

 ふつうに解いていってください。

 ところで、過年度の試験問題を見たい方は、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「木造建物を造る際には、強度や耐久性において、できるたけ乾燥している木材を使用するのが好ましい。」ですが、正しい記述です。

 木材は、乾いている方が、強度が高いです。

 林業が盛んなところでは、よく、木材を干しているのを、見かけるように思います。

 よって、選択肢は、「適当」となります。

選択肢2

 選択肢2の「集成木材構造は、集成木材で骨組を構成したもので、大規模な建物にも使用されている。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 グーグル検索:集成木材構造

 よって、選択肢は、「適当」となります。

選択肢3

 選択肢3の「鉄骨構造は、不燃構造であり、耐火材料による耐火被覆がなくても耐火構造にすることができる。」ですが、誤った記述です。

 鉄は、高温になると、溶けます。

 よって、耐火材料による耐火被覆が必要となります。

 まあ、常識的に考えれば、判別できるはずです。

 よって、選択肢は、「不適当」となります。

選択肢4

 選択肢4の「鉄筋コンクリート構造は、耐久性を高めるためには、中性化の防止やコンクリートのひび割れ防止の注意が必要である。」ですが、正しい記述です。

 コンクリートは、高アルカリのため、炭酸ガス(二酸化炭素)と反応します。

 んなもんで、中性化を抑える添加剤を入れたり、塗装をしたりして、中性化を抑えると、耐久性を維持できます。

 また、ひび割れですが、そこから雨水が浸入して、鉄筋のサビの原因となります。サビが生じると、サビの分だけ体積が増えるため、さらなる、ひびの原因となります。

 当然、ひびのない方が、振動等に強いのはいうまでもありません。

 よって、選択肢は、「適当」となります。

答え

 「1」は「適当」です。

 「2」は「適当」です。

 「3」は「不適当」です。

 「4」は「適当」です。

 本問は、「不適当なものはどれか?」の問題なので…、

 正解:3

 …と相なります。

 過去問は以上です。お疲れ様でした!


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建「その他」の「土地・建物」の過去問リスト」を一読ください。

独学向け教材

 宅建の独学向け教材には、「2系統」あります。

 はじめて法律を学ぶ方は「宅建(初学者向け)」を、参考にしてください。

 んで、法学部卒等で、ある程度の素養のある人は、「宅建(経験者向け)」を、参考にしてください。

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宅建のこまごましたもの

 試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。

 「宅建」という資格を、より知りたい方は、「資格ガイド Sランク資格:宅地建物取引士」を、一読願います。

 ブログに試験勉強に関する記事を投稿しています。興味のある方は、「宅建タグの投稿記事」を、お目汚しください。

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