宅地建物取引士(通称:宅建)の予想問題集・模試問題集のレビュー。宅建は、過去問だけでも合格はできるが、予想問題集・模試問題集を解いておくと、合格はさらに確実な物になる。復習目的のほか、問題演習数を稼いだり、様々なタイプの問題を解いたりして、実践力を身に付けることができる。以下、有用な予想問題集・模試問題集を挙げていく。
最初に結論から言うと、「出る順宅建士 予想模試」「TAC直前予想 宅建士
」「パーフェクト宅建の直前予想模試
」の3つのうち、どれか1つ、余裕があれば、2つを解いていれば、自信をもって、本試験に臨めます。
以下に、宅建の予想問題集・模試問題集を見て行きますが、ひとまず、注意事項が2点あります。
1番目の注意事項です。
優先順位を間違えないでください。
予想問題集や模試問題集の前に、まずは、テキストと過去問を“完全制覇”することを優先してください。
テキストと過去問が終わっていないのなら、予想問題集や模試問題集を、無理して解く必要はありません。
テキストと過去問をやる方が、なまじっか予想問題集等をやるよりも、受かります。
試験に出るのは、“圧倒的に”、テキストと過去問の方です。
予想問題集・模試問題集ですが、購入時期に注意してください。
予想問題集・模試問題集の発売は、テキスト・過去問とは、ずれるのが一般的です。
予想問題集・模試問題集は、例年、6月以降に発売されるのが常です。
毎年、買い直した人に会ってます。誤って、古い年度のを、買わないようにしてください。()
序盤・中盤では、予想問題集・模試問題集は、必要ありません。ある程度、試験勉強が進んだ6月以降に、追々、見ていくといいです。
個人的に、強く推薦する予想問題集・模試問題集は、「出る順宅建士 予想模試」です。
推薦理由は、「4回分」が掲載されていてボリュームが一番あるのと、やはり、LEC製という看板からです。
基礎・基本的な問題のほか、奇妙奇天烈な難問、ナンダコレ的な奇問もあって、バラエティに富んでいます。
当該問題集を解いていれば、かなり、『実戦力』が付きます。
本試験でどんな問題が出ても、冷静に対処できるでしょう。
なお、本書は「4回」分が掲載されており、他社製は「3回」がほとんどなので、単価的には妥当です。
予想問題集を探しているなら、「とりあえずLEC」でいいです。
本屋をチェックしましたが、一番減ってました。
次に進めるのは、TACの「TAC直前予想 宅建士」です。
先のLECとは違って、3回分しかありませんが、その分、解説や特集記事が豊富です。
当該問題集を勧めるのは、LECや住宅新報出版のテキスト・過去問を使った人です。
というのも、他の出版社の異なる説明や解説に触れることで、自分の使っているテキストの理解が深まるからです。
(あー、こうとも考えられるのね)的な発見が、多々あるように思います。
違う系統の教材に触れると、とても、勉強になります。応用力が付きます。
TACの教材を使ってないなら、当該問題集を解いて、TAC的な考え方に接してみてください。
3番目に勧めるのは、住宅新報社の「パーフェクト宅建の直前予想模試」です。
当該問題集の特徴は、タイプの異なる問題があるところです。
まず、基礎基本的な予想問題で、過去問のいい復習になります。
次に、法改正に重きを置いた予想問題で、法改正にとても強くなります。
PDFやプリントで法改正対策を取るよりも、格段に、点が取れます。
最後の予想問題は、ハイレベルのもので、本試験での難問対策になります。
他の出版社にはない“つくり”なので、個別的な対策を取りたい人に、お奨めします。
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