宅地建物取引士(宅建)の試験科目「借地借家法」の難易度や特徴をコメントしたページ。初心者向け。独学者向け。宅建の「借地借家法」がどのような科目なのか、まあまあわかる。試験勉強序盤の情報収集の一環に有用。出題数や取るべき点数を併せて述べる。
まずもって、知っておくべきことは、「借地借家法」は、点が稼げる「得点源」であることです。
例年、「借地借家法」は、「2問」が出題されます。
後述しますが、「2問」とも、テキスト・過去問レベルの問題で、“ほぼ完全に”、試験対策の取れる科目となっています。
勉強した受験生なら、穏当に、「2問」を取ってくるので、皆さんも、「2問」取るべく、勉強することになります。
言い換えれば、「借地借家法」は、全受験生の必須科目で、ゼッタイに「捨て問」にできない科目です。
まあ、最初のうちは、(借地借家法は、本腰を入れないといけないんだな)くらいに、把握しておきましょう。
「借地借家法」は、例年『2問』出題されます。
目標点は、「2点」です。
参考:宅建 予想得点計画
「借地借家法」ですが、優先順位は、「とても高い」です。
というのも、他の科目と比較すれば、「とても点が取りやすい」からで、まさに、先に述べたように「得点源」なのです。
傾向は、おおむね「例年通り」で、ぶっ飛んだ出題は、滅多にないです。
出題内容も、テキスト・過去問レベル。
よって、テキストを精読して、過去問演習をミッチリとこなしておけば、穏当に、「2点」が確保できるのが「借地借家法」です。
こんな次第で、「借地借家法」は、宅建の点数計算上、重要な科目(当てにする科目)となっています。
「逆」をいうなら、通常の受験生ならば、おおむね「2点」を、当該「借地借家法」で取るので、もし、「借地借家法」を落とせば、致命的な「点差」が生じます。
よって、点を落とせない“怖い科目”とも言えます。
まあ、ちょっと不安になるかもですが、ちゃんと勉強すれば、まず「借地借家法」は取れるので、安心してください。
「借地借家法」の特徴に、「コストパフォーマンスが秀逸」があります。
まずもって、ボリュームが手ごろです。
「借地借家法」の全54条のうち、試験に出るのは、「35条」くらいで、ここから「2問」です。
「民法」は、まあ、試験対象は「600条」くらいなのですが、そこから「10問」出題です。
期待値を比較すると…、
「借地借家法」は、「35/2」で、1点当たり「17条」の勉強が必要。
「民法」は、「600/10」で、1点当たり「60条」の勉強が必要。
…となり、「民法」に比べたら、「借地借家法」は、3倍強のコストパフォーマンスです。
逆を言えば、「借地借家法」は、「民法」の「3倍」も楽に、1点が確保できる次第です。
本格的に勉強の前に言っておきたいのは、「借地借家法」は、「比較問題」が「多い」ということです。
ちょっとよくわからないでしょうが、具体例を挙げると…、
「民法」の「賃貸借」での「借地」と、「借地借家法」の「借地」の比較。
「民法」の「賃貸借」での「借家」と、「借地借家法」の「借家」の比較。
通常の「借地権」と、「定期借地権」の比較。
「定期借地権」の個々の比較(一般定期借地権や事業用定期借地権などの比較)。
通常の「借家権」と、「定期借家権」の比較。
…といった寸法です。
これらは、始めると、すぐわかることです。
しかし、前もって、「借地借家法は、比較問題が多いので、個々の規定を、比較対照しながら、“横断的に勉強する”と効率がいい」と、知っておくと、得点に直結する勉強となるはずです。
これをお読みの人には、アパート・マンション等を借りたことがある人も、いるかと思います。
借地借家法を勉強するときは、特に、借家権の勉強のときは、借りた往時のやり取りを、よくよく思い出しながら、勉強してみてください。
(あー、そういうことだったのね)という発見があるはずです。
宅建と同じ不動産資格に「管理業務主任者」という資格があるのですが、この資格でも、「借地借家法」が出題されます。
難易度は、宅建と同レベルか、ちょいと低いくらいで、問題演習の一環となります。
管業では、「1問」出題なので、過去問演習はすぐです。
通勤・通学時にチェックしてみてください。
目下作成中。
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