平成30年度(2018年度)宅地建物取引士:第49問は、「土地」の問題です。台地、河道、旧天井川といった、テキストでおなじみの論点が出題されています。きちんと勉強していれば、まず、取れる問題です。絶対に落とさないようにしましょう。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
どれもテキストレベルの基本事項です。
確実に、「1点」としましょう。
本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。
本問は、「不適当なもの」を選ぶ問題です。
問題文には、別段、注意すべき設定はありません。
ふつうに解いていってください。
ところで、過年度の試験問題を見たい方は、後述する「参考リンク」を活用ください。
選択肢1の「山麓の地形の中で、地すべりによってできた地形は一見なだらかで、水はけもよく、住宅地として好適のように見えるが、末端の急斜面部等は斜面崩壊の危険度が高い。」ですが、正しい記述です。
常識的に考えて、妥当かと思われます。
よって、選択肢は、「適当」となります。
選択肢2の「台地の上の浅い谷は、豪雨時には一時的に浸水することがあり、現地に入っても気付かないことが多いが、住宅地としては注意を要する。」ですが、正しい記述です。
台地は、住宅地としては、安全な方ですが、選択肢のいうように、台地上の浅い谷は、浸水の危険があります。
よって、選択肢は、「適当」となります。
あと、台地は、縁辺部にがけ崩れのおそれが、台地上の埋立地は液状化のおそれがあります。
選択肢3の「大都市の大部分は低地に立地しているが、この数千年の間に形成され、かっては湿地や旧河道であった地域が多く、地震災害に対して脆弱で、また洪水、高潮、津波等の災害の危険度も高い。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記載です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「適当」となります。
選択肢4の「低地の中で特に災害の危険度の高い所は、扇状地の中の微高地、自然堤防、廃川敷となった旧天井川等であり、比較的危険度の低い所が沿岸部の標高の低いデルタ地域、旧河道等である。」ですが、誤った記述です。
「逆」です。
危険なのは、後者の「標高の低いデルタ地域、旧河道等」の方です。これに加え、「自然堤防の囲まれた後背低地」も危険です。
まだ安全なのが、前者の「扇状地の中の微高地、自然堤防、廃川敷となった旧天井川等」です。
よって、選択肢は、「不適当」となります。
なお、「天井川」とは、「土砂の堆積で、川床が高くなって、両側の平地より高くなった」ところです。
んで、「旧河道」とは、「昔の川の跡」です。
本節の内容・語句は、必ず、押えておきましょう。
「1」は「適当」です。
「2」は「適当」です。
「3」は「適当」です。
「4」は「不適当」です。
本問は、「不適当なものはどれか?」の問題なので…、
正解:4
…と相なります。
当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。
類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建「その他」の「統計」の過去問リスト」を一読ください。
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試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。
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