15問‐H28の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 平成28年度(2016年度)宅地建物取引士:第15問は、「国土利用計画法:事後届出」の問題です。キーワードと、数字とを、きっちり憶えていれば、取れる問題です。必ず、1点としたい問題なので、間違ったら、復習しておいてください。

15問‐国土利用計画法:事後届出

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 ほとんどの受験生は、1点とします。落とさないようにしましょう。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 本問は、「正しいもの」を選ぶ出題形式です。

 別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。

 ところで、類似問題は、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 1の「市街化区域内の土地(面積2500平方メートル)を購入する契約を締結した者は、その契約を締結した日から起算して3週間以内に事後届出を行わなければならない。」ですが、誤った記述です。

 数字の問題です。

 間違っているのは、「3週間以内」のところです。

 正しくは、「2週間以内」です。

 数字は常に狙われているので、確実に、暗記です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、「届出を要しない」論点ですが、選択肢の「市街化区域内」の場合、「2,000平方メートル未満」なら、届出を要しません。

 選択肢では、「土地(面積2500平方メートル)」とあるので、届出が必要です。

 ここも、チェックしておきましょう。

選択肢2

 2の「Aが所有する監視区域内の土地(面積10,000平方メートル)をBが購人する契約を締結した場合、A及びBは事後届出を行わなければならない。」ですが、誤った記述です。

 キーワードは、「監視区域」のところです。

 監視区域内の土地を売買する場合は、事後届出ではなくて、「事前届出」となります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 出題の多くは「事後届出」なのですが、ときおり、「事前届出」の「注視区域」「監視区域」や、「許可制」の「規制区域」も出題されます。

 油断せず、テキストは、きっちり読み込んでおきましょう。

選択肢3

 3の「都市計画区域外に所在し、一団の土地である甲土地(面積6000平方メートル)と乙土地(面積5000平方メートル)を購入する契約を締結した者は、事後届出を行わなければならない。」ですが、正しい記述です。

 「都市計画区域外」の場合、「10,000平方メートル」未満なら、届出が要りません。

 んで、選択肢では、「一団の土地」ですから、その合計額で、要否が決まります。

 「6000+5000」で、「11,000平方メートル」となります。よって、届出が必要となります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 4の「市街化区域内の甲土地(面積3000平方メートル)を購入する契約を締結した者が、その契約締結の1月後に甲土地と一団の土地である乙土地(面積4000平方メートル)を購入することとしている場合においては、甲土地の事後届出は、乙土地の契約締結後に乙土地の事後届出と併せて行うことができる。」ですが、誤った記述です。

 「市街化区域」内の場合、「2,000平方メートル」未満なら、届出は要りません。

 選択肢では、甲土地(面積3000平方メートル)と乙土地(面積4000平方メートル)とあるので、両方とも、届出をする必要があります。

 さて、問題は、「併せて行なえるか」ですが、一口で言えば、「不可」です。

 それぞれ、別個に届け出る必要があります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「誤」です。

 本問は、「正しいものはどれか?」ですので…

 正解:3

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建「法令上の制限」の「国土利用計画法」の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

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宅建のこまごましたもの

 試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。

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 ブログに試験勉強に関する記事を投稿しています。興味のある方は、「宅建タグの投稿記事」を、お目汚しください。

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