47問‐H27の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第47問は、おなじみ「景品表示法」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

47問‐景品表示法

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 問題文には、別段、注意すべき設定はありません。

 ふつうに解いていってください。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「新築分譲マンションを数期に分けて販売する場合に、第1期の販売分に売れ残りがあるにもかかわらず、第2期販売の広告に「第1期完売御礼!いよいよ第2期販売開始!」と表示しても、結果として第2期販売期間中に第1期の売れ残り分を売り切っていれば、不当表示にはならない。」ですが、誤った記述です。

 常識的に考えて、完売してないのに、完売と言いふらすのは、客を煽る「ウソ」です。

 不当表示に当たると考えるべきです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「新築分譲マンションの広告に住宅ローンについても記載する場合、返済例を表示すれば、当該ローンを扱っている金融機関や融資限度額等について表示する要はない。」ですが、誤った記述です。

 悪質な業者なら、架空の住宅ローンを、でっちあげることもあるでしょう。

 ローンを扱っている金融機関や融資限度額等について表示すべきです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「販売しようとしている土地が、都市計画法に基づく告示が行われた都市計画道路の区域に含まれている場合は、都市計画道路の工事が未着手であっても、広告においてその旨を明示しなければならない。」ですが、正しい記述です。

 常識的に考えて、将来的に使用制限が生じること・その可能性について、述べるべきかと思われます。

 知らずに買う人だっています。将来のトラブルの原因となりかねません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「築15年の企業の社宅を買い取って大規模にリフォームし、分譲マンションとして販売する場合、一般消費者に販売することは初めてであるため、「新発売」と表示して広告を出すことができる。」ですが、誤った記述です。

 明らかに中古住宅を、新築のように見せかけて売るのは、不誠実でしょう。

 極論を言えば、「あなたに売るのは初めて」なのだから、「新発売」で売ることもできてしまいます。誠実ではありませんね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「誤」です。

 本問は、「正しいものはどれか?」の問題なので…、

 正解:3

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建「その他」の「景品表示法」の過去問リスト」を一読ください。

独学向け教材

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 試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。

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