基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問のレベルは「ふつう」です。
選択肢には、「計算問題」があります。
毛並みが違う問題を解くと、頭が混乱することがあるので、「一番最後に解く」のも一手です。
本問は、「違反するものの組合せはどれか」を選ぶ問題です。
問題文に複雑な指示はないですが、最終解答の際は、「違反するもの」を選ぶことを、意識してください。
ときおり、ケアレスミスで、「正しいもの」を選んでいることがあります。痛恨の失点をしないように、常日頃から気をつけてください。
なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。
本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。
選択肢アの「土地付新築住宅(代金3,000万円。消費税等相当額を含まない。)の売買について、Aは売主から代理を、Bは買主から媒介を依頼され、Aは売主から207万3,600円を、Bは買主から103万6,800円を報酬として受領した。」ですが、誤った記述です。
本問では、代金が400万円を超えているので、計算は…、
30000000*3.24%+64800となり、「1036800」となります。
本問の場合、「売買」の代理なので、媒介の場合の「2倍」を報酬にできます。
よって、「1036800*2」で、報酬の限度額は、「2,073,600」となります。
選択肢の場合、Aから既に「2,073,600」を受け取っているので、Bから受け取ると、限度額を超過してしまいます。
よって、選択肢は、「違反する」となります。
選択肢イの「Aは、店舗用建物について、貸主と借主双方から媒介を依頼され、借賃1か月分20万円(消費税等相当額を含まない。)、権利金500万円(権利設定の対価として支払われる金銭であって返還されないもので、消費税等相当額を含まない。)の賃貸借契約を成立させ、貸主と借主からそれぞれ22万5,000円を報酬として受領した。」ですが、正しい記述です。
本問の場合は、「店舗用建物」なので、「権利金」を、報酬計算に使用することができます。
本問では、代金が400万円を超えているので、計算は…、
「5000000*3.24%+64800」で「226800」となります。
んで、通常の計算では、「200000*1.08」の「216000」となります。
高い方なので、「226800」が一方から受け取る報酬の限度額となります。
選択肢の場合、「それぞれ22万5,000円を報酬として受領した」とあるので、限度額を超過しておらず、法には違反していません。
よって、選択肢は、「違反しない」となります。
選択肢ウの「居住用建物(借賃1か月分10万円)について、Aは貸主から媒介を依頼され、Bは借主から介を依頼され、Aは貸主から8万円、Bは借主から5万4,000円を報酬として受領した。なお、Aは、媒介の依頼を受けるに当たって、報酬が借賃の0.54か月分を超えることについて貸主から承諾を得ていた。」ですが、誤った記述です。
賃借の媒介の場合、双方から受け取れる報酬の限度額は、「借賃の1ヶ月の1.08倍以下」となっています。
よって、限度額は、「100000*1.08」の「108000」となります。
選択肢の場合、8万と5万4,000円を受け取っており、明らかに、限度額を超過しています。
よって、選択肢は、「違反する」となります。
なお、「報酬が借賃の0.54か月分を超えることについて貸主から承諾を得ていた」のところは、注意してください。
居住用建物の賃貸借の場合、依頼者の一方については、「1ヶ月の0.54倍以下」となっています。しかし、承諾があれば、当該金額を超過できる趣旨です。
これは、『報酬の限度額』とは関係ありません。先に見たように、報酬の限度額は、限度額で決まっており、たとえ、承諾があっても、これを超えて受け取ってはいけません。
「ア」は「違反する」です。
「イ」は「違反しない」です。
「ウ」は「違反する」です。
本問は、「違反するものの組合せはどれか?」ですので…
正解:3
…と相なります。
当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。
当該年度の「宅建業法」だけ、問題演習をしたい人は、「H27 宅建業法一覧リスト」を、ご利用ください。
類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建業法「報酬」の過去問リスト」を、活用ください。
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