本問は、「医薬品」の「鎮暈薬(乗物酔い防止薬)」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「胃粘膜への麻酔作用によって嘔 吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑える ことを目的として、ジプロフィリンなどのキサンチン系と呼ばれる成分が配合さ れている場合がある。」ですが、誤った記述です。
選択肢の記述は、「局所麻酔成分」のもので、「アミノ安息香酸エチル」が該当します。
選択肢の言う「キサンチン系」ですが、「脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的」です。「中枢神経系を興奮させる成分(キサンチン系成分)」とも言われます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「プロメタジン塩酸塩等のプロメタジンを含む成分は、外国において、乳児突然死 症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があ るため、15 歳未満の小児では使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「プロメタジン塩酸塩等のプロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死 症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、」
「1 5歳未満の小児では使用を避ける必要がある。」
…とあります。
「プロメタジンテオクル酸塩」も、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、消化管からの吸収が悪く、他の抗コリン成 分と比べて脳内へ移行しにくい」ですが、誤った記述です。
逆ですね。
手引きには…、
「スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成 分で、」
「消化管からよく吸収され、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、」
「 肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。」
…とあります。
「スコポラミン臭化水素酸塩」ですが、昔からよく出る成分です。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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