登録販売者 茨城県 過去問+解説 令和7年度(2025年度)第93問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「外皮用薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

茨城県 第93問‐外皮用薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ケトプロフェンは、ステロイド性抗炎症成分に分類される。」ですが、誤った記述です。

 「ケトプロフェン」ですが、「非ステロイド性抗炎症成分」ですね。

 手引きには…、

 「 分子内にステロイド骨格を持たず、プロスタグランジンの産生を抑える作用(抗炎症作用) を示す成分を非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)という」

 「非ステロイド性抗炎症成分のうち、インドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナク、 ピロキシカム、ジクロフェナクナトリウムについては、皮膚の下層にある骨格筋や関節部 まで浸透してプロスタグランジンの産生を抑える作用を示し、筋肉痛、関節痛、肩こりに 伴う肩の痛み、腰痛、腱 鞘 炎、肘の痛み(テニス肘等)、打撲、捻挫に用いられる。」

 …とあります。

 略称のNSAIDsも、出そうです。チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「ジフェンヒドラミンは、湿疹 、皮膚炎、かぶれ等の一時的かつ部分的な皮膚症状 の緩和を目的として用いられるが、副作用として、患部の腫れが現れることがある。」ですが、正しい記述です。

 「抗ヒスタミン成分」の「ジフェンヒドラミン」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「いずれも副作用として、患部の腫れが現れることがある。」

 …とあります。

 当該腫れの副作用は、ジフェンヒドラミンだけでなく、抗ヒスタミン成分に共通するものです。

 押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「アンモニアは、皮下の知覚神経に麻痺 を起こさせる成分として、主に虫さされに よる痒 みに用いられるが、皮膚刺激性が強いため、粘膜や目の周りへの使用は避け る必要がある」ですが、正しい記述です。

 「アンモニア」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「皮下の知覚神経に麻痺 を起こさせる成分として、アンモニアが主に虫さされに よる痒 みに用いられる。」

 「皮膚刺激性が強いため、粘膜(口唇等)や目の周りへの使用は避け る必要がある」

 …とあります。

 アンモニアの入った外皮用薬には、「キンカン」があります。

 キンカンを粘膜や目の周りに使わないですよね。

 amazon参考:キンカン

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:漢方処方製剤(かぜ)

 62問:解熱鎮痛薬及び頭痛

 63問:解熱鎮痛薬

 64問:眠気を促す薬

 65問:眠気を防ぐ薬(眠気防止薬)

 66問:眠気を防ぐ薬(眠気防止薬)2

 67問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 68問:小児の疳(漢方・生薬)

 69問:鎮咳去痰薬

 70問:鎮咳去痰薬の成分

 71問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)

 72問:高コレステロール改善薬

 73問:貧血用薬(鉄製剤)

 74問:循環器用薬

 75問:強心薬

 76問:婦人薬

 77問:内服アレルギー用薬

 78問:ヒスタミン

 79問:鼻に用いる薬

 80問:妊娠検査薬

 81問:健胃を目的とした生薬成分

 82問:医薬品の相互作用

 83問:腸の薬

 84問:胃腸薬の事例問題

 85問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 86問:浣腸薬

 87問:駆虫薬

 88問:痔疾用薬

 89問:生薬(泌尿器用薬)

 90問:眼科用薬

 91問:眼科用薬の事例問題

 92問:皮膚に用いる消毒薬

 93問:外皮用薬

 94問:歯や口中に用いる薬

 95問:禁煙補助剤

 96問:滋養強壮保健薬

 97問:漢方処方製剤

 98問:消毒薬

 99問:衛生害虫の種類と防除

 100問:殺虫剤・忌避剤

令和7年度 茨城県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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