本問は、「医薬品」の「鎮咳去痰薬の成分」についての問題です。生薬の選択肢が2つありますが、2つとも解けなくても、最終解答は導けます。遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。生薬も、復習して、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「コデインリン酸塩水和物は、妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が 血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。」ですが、正しい記述です。
「麻薬性鎮咳成分」の「コデインリン酸塩」の正しい記述です。
手引きには…、
「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩は、妊娠中に摂取された場合、吸収 された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。また、 分娩 時服用により新生児に呼吸抑制が現れたとの報告がある。また、母乳移行により乳児で モルヒネ中毒が生じたとの報告があり、授乳中の人は服用しないか、授乳を避ける必要があ る。」
…とあります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「ハンゲは、中枢性の鎮咳 作用を示す生薬成分として配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。
「ハンゲ」の正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「メチルエフェドリン塩酸塩は、副交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用 を示し、呼吸を楽にして咳 や喘 息の症状を鎮めることを目的として用いられる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「副交感神経系」のところです。
正しくは、「交感神経系」です。
登録販売者らしい問題ですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「マオウの中枢神経系に対する作用は、同じ気管支拡張成分であるメトキシフェナ ミン塩酸塩に比べ弱いとされている」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「メトキシフェナ ミン塩酸塩に比べ弱いとされている」のところです。
正しくは、「メトキシフェナ ミン塩酸塩に比べ強いとされている」です。
手引きには…、
「メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、マオウにつ いては、中枢神経系に対する作用が他の成分に比べ強いとされ、依存性がある成分であるこ とに留意する必要がある。」
…とあります。
よって、マオウの方が、メトキシフェナ ミン塩酸塩よりも、強いとなります。
こういうところまで、出るようになっています。
遺漏なくテキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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