47問‐H29の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第47問は、「景品表示法」の問題です。基礎・基本的な選択肢が多く、また、常識的に考えれば、解ける選択肢が多いです。難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

47問‐景品表示法

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 テキストを精読していれば、取れる問題です。がんばりましょう!

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 本問は、「正しいもの」を選ぶ問題です。

 問題文には、別段、注意すべき設定はありません。

 ふつうに解いていってください。

 ところで、過年度の試験問題を見たい方は、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「物件の所有者に媒介を依頼された宅地建物取引業者Aから入手した当該物件に関する情報を、宅地建物取引業者Bか、そのままインターネット不動産情報サイトに表示し広告を行っていれは、仮に入手した物件に関する情報が間違っていたとしても不当表示に問われることはない。」ですが、誤った記述です。

 Bも発信者であるのですから、その情報が間違っていたら、彼自身が責任を負うべきです。

 常識的に見て、不当表示です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「新築の建売住宅について、建築中で外装が完成していなかったため、当該建売住宅と規模、外観等は同一ではないが同じ施工業者が他の地域で手掛けた建売住宅の外観写真を、施工例である旨を明記して掲載した。この広告表示が不当表示に問われることはない。」ですが、誤った記述です。

 未完成の場合、規模、外観等が同一であれば、他の建物の外観写真を使用できます。

 しかし、本問では、「同一ではない」ので、アウトとなります。誤解を招くことは、慎むべきでしょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、他の建物の外観写真を使用した場合は、その旨を表記する必要があります。

選択肢3

 選択肢3の「取引しようとする賃貸物件から最寄りの甲駅までの徒歩所要時間を表示するため、当該物件から甲駅までの道路距離を80mで除して算出したところ5.25分であったので、1分未満を四捨五人して「甲駅から5分」と表示した。この広告表示が不当表示に問われることはない。」ですが、誤った記述です。

 1分未満の数字は、1分とします。

 四捨五入しているので、不当表示に該当します。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、「道路距離80mにつき、1分で計算」します。つまり、分速80mです。

 よく出る規定なので、ここだけは、ガチ暗記です。

選択肢4

 選択肢4の「新築分譲マンションについて、パンフレットには当該マンションの全戸数の専有面積を表示したが、インターネット広告には当該マンションの全戸数の専有面積のうち、最小面積及び最大面積のみを表示した。この広告表示が不当表示に問われることはない。」ですが、正しい記述です。

 選択肢のいうとおり、新築マンションのインターネット広告では、全戸数の専有面積のうち、最小面積及び最大面積を表示するのは、不当表示には当たりません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 テキストないかもですが、チェックだけはしておきましょう。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 本問は、「正しいものはどれか?」の問題なので…、

 正解:4

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建「その他」の「景品表示法」の過去問リスト」を一読ください。

独学向け教材

 宅建の独学向け教材には、「2系統」あります。

 はじめて法律を学ぶ方は「宅建(初学者向け)」を、参考にしてください。

 んで、法学部卒等で、ある程度の素養のある人は、「宅建(経験者向け)」を、参考にしてください。

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宅建のこまごましたもの

 試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。

 「宅建」という資格を、より知りたい方は、「資格ガイド Sランク資格:宅地建物取引士」を、一読願います。

 ブログに試験勉強に関する記事を投稿しています。興味のある方は、「宅建タグの投稿記事」を、お目汚しください。

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