プソイドエフェドリン塩酸塩は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「アドレナリン作動成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる成分(アドレナリン作動成分)」
「かぜ薬に配合される主なアドレナリン作動成分に、メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、プソイドエフェドリン塩酸塩等がある。」
「これらと同様の作用を示す生薬成分として、マオウが配合されている場合もある。」
「いずれの成分も依存性があることに留意する必要がある。」
…と、相なります。
文中に出てくる生薬の「マオウ」は、「生薬:マオウ」を参考にしてください。ド定番の生薬です!よく出ます!
当該成分ですが、「Ⅶ(内服アレルギー用薬)」に準用規定があります。
「内服アレルギー用薬:プソイドエフェドリン塩酸塩」を参考にしてください。
ご存じのように、「プソイドエフェドリン塩酸塩」は、「風邪薬」の「アドレナリン作動成分」として登場します。
市販薬には、「新コンタック600プラス 40カプセル 」などがあります。
当該成分ですが、かぜ薬では、これといった出題がないです。
かぜ薬では、基本的なことだけ押さえておけばいいです。
優先順位は、「ふつう」です。
プソイドエフェドリン塩酸塩は…、
① プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある。
② プソイドエフェドリン塩酸塩ーーーーー抗ヒスタミン成分
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある」ですが、正しい記述です。
「内服アレルギー用薬」のところからの出題です。
当該成分ですが、「内服アレルギー用薬」の準用規定があるので、こういった出題があります。
選択肢の言うように、当該プソイドエフェドリン塩酸塩は、中枢神経系に対する作用が強く、副作用に「不眠」や「神経過敏」があります。
正直、こういう準用的な問題は、あまり出ないと思いますが、内服アレルギー用薬の復習がてら、見ておきましょう。 イドエフェドリン塩酸塩の副作用なので、しっかり憶えておいてください。
よって、①は、「○」となります。
②の「プソイドエフェドリン塩酸塩ーーーーー抗ヒスタミン成分」ですが、正しい記述です。
基本問題です。即答しましょう。
当該プソイドエフェドリン塩酸塩は、「アドレナリン作動成分」です。
抗ヒスタミン成分ではありません。
よって、②は、「×」となります。
なお、アドレナリン作動成分には、憶え方があります。ブログの「アドレナリン作動成分の憶え方‐登録販売者」を、お目汚しください。
プソイドエフェドリン塩酸塩の「風邪薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
まず、当該メチルエフェドリン塩酸塩は、依存性があるので注意が必要です。
次に、アドレナリン作動成分ですが、効能を整理して憶えてください。
「アドレナリン作動成分」は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させます。
「アドレナリン作動成分」は、交感神経系を刺激して、鼻粘膜の血管を収縮させます。
アドレナリン作動成分は、「気管支拡張」と「血管収縮」の2つの効能です。
よくよく変えられるところなので、注意してください。
当該「プソイドエフェドリン塩酸塩」ですが、令和5年度の改正により、「濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品」に該当することになりました。
参考:令和5年度 手引き改正
「法規」の論点ですが、念のため、チェックしておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「新コンタック600プラス 40カプセル 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「風邪薬」の他の「アドレナリン作動成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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