登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第1章「精神神経に作用する薬」の第1節「風邪薬」の試験ポイントと、配合成分の個々のページへのインデックス。
「医薬品」の勉強では、個々の成分の作用・特徴ばかりに目が行きがちです。
しかし、実は、「総論」の数ページの方が、圧倒的に出題率は高いです。
膨大な数の成分を憶えるより、1~2ページしかない「総論」の方が、コストパフォーマンスが高いです。
まずは、ここから押えて、1点をもぎ取りましょう。
以下、「総論」での頻出ポイントを挙げておきます。これで「0.5点」くらいの価値があります。
まず、症状の「風邪」についてが、よく問われています。
「風邪」は、単一の疾患ではありません。
風邪の諸症例を、たとえば、くしゃみ、鼻汁・鼻づまり(鼻閉)、発熱、頭痛などですが、これらを思い浮かべれば、「単一じゃない」と理解できるはずです。
ところで、本項の「風邪薬」は、「医薬品」の章で有数のページ数なわけですが、言うなれば、風邪が「単一疾患」ではなく、いろいろな症例を含むがために、たくさんの「成分」にページを割いている、といった次第です。
そして、「風邪」は、主に「ウイルス」が鼻や喉に感染して起きる「上気道の急性炎症の総称」です。
本試験では、「かぜは、細菌の感染が原因である」などと、しれっと出題されます。注意してください。
で、次いで、よく出るのが、「風邪」と「インフルエンザ」は、同じウイルス由来で発症しますが、インフルエンザは、感染力が強く重症化しやすいため、「区別」されているところです。
当該論点は、15歳未満の小児のインフルエンザに対して使用が禁じられている、「サリチルアミド」や「エテンザミド」に絡めて、出題されています。
上記2点は、鉄板で出ますので、きっちり押えておきます。これで、1~2つの選択肢を、即解できるはずです。
風邪薬(総合感冒薬)は、「風邪の諸症状を緩和」を目的とした「対症療法薬」です。
「ウイルスの除去」や「ウイルスの増殖」を抑えるものではありません。ここはほぼ毎年出るので、絶対に押えてください。
本試験では、「風邪薬は、ウイルスを退治する薬である」などと出ます。「×」ですね。また、風邪薬は「対症療法薬」なところからも、「×」と相なります。風邪薬に、ウイルスや配偶者に効く殺菌成分は含まれていません。
風邪薬の総論の必修ポイントは、以上です。上記ポイントで「1点」取れるはずです。
後は、ざっくりとテキストを精読しておけば、満点間違いなしです。
「風邪薬」に登場する各成分へのリンクです。
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