ヨウ化イソプロパミドは、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「抗コリン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「くしゃみや鼻汁を抑える成分(抗コリン成分)」
「抗コリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として」
「ベラドンナ総アルカロイドやヨウ化イソプロパミドが配合されている場合もある。」
…と、相なります。
当該成分ですが、「Ⅶ(内服アレルギー用薬)」に準用規定があります。
「内服アレルギー用薬:ヨウ化イソプロパミド」も、一読願います。
ご存じのように、「ヨウ化イソプロパミド」は、「風邪薬」の「抗コリン成分」として登場します。
市販薬には、「ベンザブロックSプラス錠」や「コルゲンコーワIB2 16カプセル」などがあります。
当該成分は、「内服アレルギー用薬」の方でよく出題されています。
当該かぜ薬では、基本事項だけ、押さえておけばいいでしょう。
優先順位は、「ふつう」です。
ヨウ化イソプロパミドは…、
① ヨウ化イソプロパミドーーーーー抗ヒスタミン成分
② ヨウ化イソプロパミドーーーーー発熱を鎮め、痛みを和らげる。
③ ヨウ化イソプロパミドーーーーー鼻粘膜や喉の炎症を和らげる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ヨウ化イソプロパミドー抗ヒスタミン成分」ですが、誤った記述です。
ヨウ化イソプロパミドは、ごぞんじのように、「抗コリン成分」です。
抗ヒスタミン成分ではありません。
なお、「抗ヒスタミン成分の憶え方‐登録販売者」でも述べているのですが、抗ヒスタミン成分には「ミン」という2文字が含まれます。
当該ヨウ化イソプロパミドには、「ミン」がないので、この点からも、抗ヒスタミン成分ではないと、判別できます。
よって、①は、「×」となります。
②の「ヨウ化イソプロパミドー発熱を鎮め、痛みを和らげる」ですが、誤った記述です。
ヨウ化イソプロパミドは、「抗コリン成分」です。
「発熱を鎮め、痛みを和らげる」のは、「解熱鎮痛成分」です。「アスピリン」や「サリチルアミド」などがあります。
よって、②は、「×」となります。
③の「ヨウ化イソプロパミドー鼻粘膜や喉の炎症を和らげる」ですが、誤った記述です。
ヨウ化イソプロパミドは、「抗コリン成分」で、「くしゃみや鼻汁を抑える成分」です。
選択肢の言う「鼻粘膜や喉の炎症を和らげる」は、「抗炎症成分」の説明です。「トラネキサム酸」や「グリチルリチン酸二カリウム」などが該当します。
よって、③は、「×」となります。
ヨウ化イソプロパミドは、「かぜ薬」では、基本の「成分名‐名称」くらいを押さえておけばいいでしょう。
本格的な出題は、「内服アレルギー用薬」の方です。そちらで、本腰を入れてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「ベンザブロックSプラス錠」や「コルゲンコーワIB2 16カプセル」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「風邪薬」の他の「抗コリン成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする