エチルシステイン塩酸塩‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 エチルシステイン塩酸塩は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「去痰成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「痰の切れを良くする成分(去痰成分)

 「かぜ薬に配合される主な去痰成分に、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、ブロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩等がある。」

 …と、相なります。

補足:準用

 当該成分ですが、「Ⅱ-1(咳止め・痰を出しやすくする薬)」への準用規定があります。

 「鎮咳去痰薬:エチルシステイン塩酸塩」の方も、一読願います。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「エチルシステイン塩酸塩」は、「風邪薬」の「去痰成分」として登場します。

 市販薬には、「セキセチンSP錠 32錠」などがあります。

 当該成分ですが、「かぜ薬」では、あまり出題されていませんが、「福岡県 H28 第62問」のような出題例があります。

 ぶっちゃけ言えば、当該エチルシステイン塩酸塩は、「鎮咳去痰薬」の方でよく問われるので、そちらで本腰を入れてください。

 優先順位は、「ふつう」です。

過去問○×問題

 エチルシステイン塩酸塩は…、

 ① 痰の切れを良くする成分(去痰成分)として、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、ブロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩がある。

 ② エチルシステインーーーーー殺菌成分。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「痰の切れを良くする成分(去痰成分)として、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、ブロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩がある」ですが、正しい記述です。

 選択肢にある成分は、すべて「去痰成分」です。

 「かぜ薬」では、基本の「成分名‐名称」を押さえておけば、十分かと思います。

 よって、①は、「○」となります。

②は判別可能

 ②の「エチルシステインーーーーー殺菌成分」ですが、誤った記述です。

 エチルシステイン塩酸塩は、「去痰成分」です。

 こういう問題を即答して、他の問題を解く時間を捻出してください。

 よって、②は、「×」となります。

試験ポイント

 エチルシステイン塩酸塩の「風邪薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。

 エチルシステイン塩酸塩は、「去痰成分」です。

 「去痰成分」は、かぜ薬では、凝った出題がほとんどないので、基本の「名称‐成分名」を押さえておけば十分かと思います。

 対して、「鎮咳去痰薬」の方では、かなり突っ込んだ出題があります。

 「ブログ:登録販売者の「去痰成分」の憶え方(語呂合わせ)と整理」などを参考にして、憶えていってください。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「セキセチンSP錠 32錠」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「風邪薬」の他の「去痰成分」へのリンクです。

 グアイフェネシン

 グアヤコールスルホン酸カリウム

 ブロムヘキシン塩酸塩

 エチルシステイン塩酸塩

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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