登録販売者:精神神経に作用する薬 かぜ薬 相互作用

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第1章「精神神経に作用する薬」の「かぜ薬」の「相互作用」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。

インデックス

  1. 手引き抜粋‐相互作用
  2. コメント・ポイント
  3. 成分以外へのリンク
  4. カタカナ成分へのリンク

手引き抜粋‐相互作用

 復習用に、手引きの「相互作用」部分を抜粋すると…、

 【相互作用】

 「かぜ薬には、通常、複数の有効成分が配合されているため、他のかぜ薬や解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、アレルギー用薬、鎮静薬、睡眠改善薬などが併用されると、」

 「同じ成分又は同種の作用を持つ成分が重複して、効き目が強くなりすぎたり、副作用が起こりやすくなるおそれがある。」

 「かぜに対する民間療法として、しばしば酒類(アルコール)が用いられるが、アルコールは医薬品の成分の吸収や代謝に影響を与えるため、肝機能障害等の副作用が起こりやすくなる。」

 「したがって、かぜ薬の服用期間中は、飲酒を控える必要がある。

 「カフェイン類が配合されている場合の留意点については、Ⅰ-4(眠気を防ぐ薬)を参照して作成のこと。」

補足‐参照規定

 「カフェイン類が配合されている場合」について、「Ⅰ-4(眠気を防ぐ薬)を参照」とあります。

 「眠気防止薬(眠気を防ぐ薬):カフェイン」を参考にしてください。

コメント・ポイント

 「かぜ薬」の【相互作用】です。

 併用規定は、こういうとアレですが、他の薬と共通する“よくある”ものなので、大丈夫かと思います。

 一般用医薬品とはいえ、成分の重複する薬を併用するのは、効き目が強くなったり副作用が出やすくなったりするので、「ダメ」です。

 つーか、「かぜ薬」に限らず、「○○薬と××薬とは、併用していい」というのは、ほとんど「ない」です。

 基本的に、併用ダメと押さえておけば、事足りるかと思います。

 次に、「アルコール」についての注意喚起です。

 かぜ薬とアルコール、相性が悪いです。「かぜ薬・・・飲酒しない」と憶えておきましょう。

 ちなみに、当該アルコールは、「適正使用」の「服用前後は飲酒しないこと」の論点でも出てきます。チェックしておきましょう。

 参考:飲酒しない

 まあ、常識的な内容なので、精読していれば、試験的に大丈夫です。

 以上、「相互作用」でした。

成分以外へのリンク

インデックス

総論・前文

代表的な配合成分、主な副作用

相互作用

受診勧奨等

カタカナ成分へのリンク

解熱鎮痛成分

 アスピリン

 サリチルアミド

 エテンザミド

 アセトアミノフェン

 イブプロフェン

 イソプロピルアンチピリン

抗ヒスタミン成分

 クロルフェニラミンマレイン酸塩

 カルビノキサミンマレイン酸塩

 メキタジン

 クレマスチンフマル酸塩

 ジフェンヒドラミン塩酸塩

抗コリン成分

 ベラドンナ総アルカロイド

 ヨウ化イソプロパミド

アドレナリン作動成分

 メチルエフェドリン塩酸塩

 メチルエフェドリンサッカリン塩

 プソイドエフェドリン塩酸塩

鎮咳成分

 コデインリン酸塩

 ジヒドロコデインリン酸塩

 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物

 ノスカピン

 チペピジンヒベンズ酸塩

 クロペラスチン塩酸塩

去痰成分

 グアイフェネシン

 グアヤコールスルホン酸カリウム

 ブロムヘキシン塩酸塩

 エチルシステイン塩酸塩

抗炎症成分

 セミアルカリプロティナーゼ

 ブロメライン

 トラネキサム酸

 グリチルリチン酸二カリウム

鎮静成分

 ブロモバレリル尿素

 アリルイソプロピルアセチル尿素

制酸成分

 ケイ酸アルミニウム

 酸化マグネシウム

 水酸化アルミニウムゲル

カフェイン類

 カフェイン・無水カフェイン

 安息香酸ナトリウムカフェイン

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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