クレマスチンフマル酸塩は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「抗ヒスタミン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「くしゃみや鼻汁を抑える成分(抗ヒスタミン成分)
「かぜ薬に配合される主な抗ヒスタミン成分に、クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、メキタジン、クレマスチンフマル酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩等がある。」
…と、相なります。
【主な副作用】の「注記」に「抗ヒスタミン成分」が出てきます。挙げると…、
「また、その他の副作用として、皮膚症状(発疹・発赤、掻痒感)、消化器症状(悪心・嘔吐、食欲不振)、めまい等のほか、配合成分によっては、眠気や口渇(※)、便秘、排尿困難等が現れることがある。」
「(※)眠気や口渇が現れることがある主な成分:抗ヒスタミン成分(眠気については、鎮静成分でも現れることがある。)」
…といった感じで出ています。
「注記」の中では、よく試験に出るところです。押えておきましょう。
ご存じのように、「クレマスチンフマル酸塩」は、「風邪薬」の「抗ヒスタミン成分」として登場します。
市販薬には、「ルルアタックEX」などがあります。
当該成分ですが、「風邪薬」では、あまり出ていませんが、「福島県 R4 午前第22問」のような出題例もあります。
まあ、これといった固有事項もないので、基本事項だけ押さえておけばいいでしょう。
優先順位は、「ふつう」です。
クレマスチンフマル酸塩は…、
① クレマスチンフマル酸塩 ------- 抗ヒスタミン成分
② クレマスチンフマル酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「クレマスチンフマル酸塩 ------- 抗ヒスタミン成分」ですが、正しい記述です。
基本問題です。
「クレマスチンフマル酸塩」は、ごぞんじのように「抗ヒスタミン成分」です。
よって、①は、「○」となります。
なお、大半の「抗ヒスタミン成分」は、「抗ヒスタミン成分の憶え方‐登録販売者」で述べるやり方で憶えられるのですが、当該クレマスチンフマル酸塩だけは当てはまりません。
先のページでも述べていますが、「カルビくれ」くらいの造語で、頭に入れてください。
②の「クレマスチンフマル酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される」ですが、うっかり間違えないでください。
「抗ヒスタミン成分」は、「くしゃみや鼻汁を抑える成分」です。
選択肢にある「交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげる」効能は、「アドレナリン作動成分」です。
よって、②は、「×」となります。
登録販売者試験では、こういう「説明文の入れ替え問題」がよく出ます。出題形式に慣れておきましょう。
クレマスチンフマル酸塩は、「かぜ薬」では、特に凝った記述がありません。
よって、「名称」と「抗ヒスタミン成分」とが頭に入っておけば、だいたいの選択肢は、判別できるはずです。
なお、先述したように、「抗ヒスタミン成分」は、「くしゃみや鼻汁を抑える成分」です。
こっちの方で出る可能性もあります。
たとえば、「くしゃみや鼻汁を抑える成分として、クレマスチンフマル酸塩がかぜ薬に配合されていることがある」とかです。
成分の両方の名称を押えておきましょう。
次に、頻出論点の「副作用」に注意です。
先に見たように、「注記」の「眠気や口渇が現れることがある主な成分:抗ヒスタミン成分」は、押えておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「「ルルアタックEX」」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「風邪薬」の他の「抗ヒスタミン成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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